住宅用の断熱材に宇宙ブランドを付与
【2008年6月27日 JAXA】
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が展開している宇宙ブランド「JAXA COSMODE PROJECT」(コスモード)が、H-IIAロケットの断熱材を住宅用に改良した製品に与えられた。
今年4月に宇宙航空研究開発機構(JAXA)が発表した宇宙ブランド「JAXA COSMODE PROJECT(コスモード)」が、株式会社日進産業の高性能断熱塗材「GAINA(ガイナ)」に付与された。
「JAXA COSMODE PROJECT」とは、日本の宇宙開発技術を利用した製品に与えられる独自のブランドである。その目的は、宇宙開発の成果を社会に還元し、一般の人々に宇宙開発を身近に感じてもらい、理解を深めることにある。
ブランドが付与された「ガイナ」は、JAXAのH-IIAロケットを打ち上げ時の高温から守る断熱技術を改良した製品だ。H-IIAロケットの機体先端部には、打ち上げ時に発生する高温から機体を守るために、断熱塗材が施されている。その技術を住居用に活用可能にしたものが「ガイナ」である。塗るだけで、住居の断熱、遮熱、結露防止、防音、防汚、空気質改善など、15に及ぶ機能を発揮する。
なお、ブランドを付与された「ガイナ」は、すでに市場で広く展開されている。