高校生天体観測ネットワーク2008年度の活動について

【2008年7月22日 高校生天体観測ネットワーク

全国の高校・高専の天文系部活動等を結ぶ「高校生天体観測ネットワーク(Astro-HS)」は、2008年度の観測テーマとして「太陽」を選んだ。高校生を中心としたグループが参加でき、配布されるガイドを元に観測や研究に取り組むことができる。


高校生天体観測ネットワーク(Astro-HS)2008年度の活動について

(著者:篠原秀雄さん(埼玉県立蕨高等学校))

Astro-HSは、全国の高校・高専の天文系部活動等を結ぶ天体観測のネットワークです。運営委員会(運営委員長:渡部潤一(国立天文台))は、学校の教員や科学館・博物館等の職員、大学や天文台の研究者等ボランティアで構成されています。その年度にある興味深い天文現象を取り上げて、全国での観測を呼びかけています。

参加グループはそれぞれの活動場所で観測し、運営委員会にデータを報告します。報告されたデータは運営スタッフによってまとめられ、参加グループ全員にホームページで公開されます。参加グループは、そのデータを自分たちの研究に自由に使うことができますので、仮に天候が悪くて観測できなかったとしても、他のグループのデータを使うことで研究活動を行うことができます。昨年度は皆既月食が観測テーマでした。

今年度は新しい活動周期に入った「太陽」が観測テーマです。太陽は11年の活動周期をもっていますが、今年はその周期のスタートから観測をはじめるよいチャンスです。

参加グループに配布される観測ガイドには、基本となる黒点観測をはじめ、電波観測や水素が発するHα線による観測方法などが紹介されています。

詳しくは、Astro-HSホームページ(http://www.astro-hs.net)をご覧ください。お問い合わせは、Astro-HS事務局(篠原秀雄)までメール(info@astro-hs.netでお願いします。

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