企画展「ガリレオの天体観測から400年 宇宙の謎を解き明かす」
【2009年5月15日 日本天文学会】
昨年創立100周年を迎えた日本天文学会では、記念事業の1つとして、5月30日から巡回企画展「ガリレオの天体観測から400年 宇宙の謎を解き明かす」を開催する。ガリレオの時代からすばる望遠鏡にいたる光学望遠鏡の歩みや観測で明らかになってきた宇宙の姿を、全国5か所の施設で紹介する。
日本天文学会では創立100周年を記念し、5月末から来年1月にかけて、東京、仙台、新潟、名古屋、大阪の5か所の博物館や科学館などを巡回して企画展を行う。
展示では、ガリレオの天体観測から現代にいたる光学望遠鏡と天文学の歩みが紹介される。また、望遠鏡が宇宙から届く「光」をどのように調べ、そこからどのようなことがわかってきたのかなど、最新の宇宙の姿を紹介する。
そのほか、ガリレオの著書『星界の報告』の原書初版本や、すばる望遠鏡をはじめとする日本の望遠鏡や観測衛星の模型、ガリレオの望遠鏡体験装置を含めた多数の体験装置も展示される。
- タイトル:
- 企画展「ガリレオの天体観測から400年 宇宙の謎を解き明かす」
- 場所・開催期間:
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- 国立科学博物館(東京都台東区):2009年5月30日(土)〜7月20日(月)
- 仙台市天文台(宮城県仙台市青葉区):2009年7月25日(土)〜8月30日(日)
- 新潟県立自然科学館(新潟県新潟市中央区):2009年9月5日(土)〜10月4日(日)
- 名古屋市科学館(愛知県名古屋市中区):2009年10月17日(土)〜11月29日(日)
- 大阪市立科学館(大阪府大阪市北区):2009年12月5日(土)〜2010年1月31日(日)
- 主な展示物:
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- ガリレオの望遠鏡(レプリカ)
- ガリレオの著書『星界の報告』(原書初版本)
- ニュートンの望遠鏡(レプリカ)
- 眼視天頂儀(木村栄が緯度観測に使用した望遠鏡)
- すばる望遠鏡(模型)
- 野辺山宇宙電波観測所 45m電波望遠鏡(模型)
- 赤外線観測衛星、X線観測衛星、太陽観測衛星(模型)
- ガリレオの望遠鏡体験装置
- 赤外線観測体験装置
- その他、宇宙の観測、法則に関する体験装置(多数)
- 主催:
- 日本天文学会、国立科学博物館、世界天文年2009日本委員会、各巡回館