10月22日〜24日、世界天文年企画「ガリレオの夕べ」開催

【2009年10月16日 国立天文台 アストロ・トピックス(511)

10月22日から24日の3日間、世界天文年企画「ガリレオの夕べ」が開催される。この企画は、とくに木星の見やすい期間に合わせて世界中で観望会を行い、およそ400年前にガリレオが感じた驚きや感動を多くの人に体感してもらうことを目的としている。


アストロ・トピックスより

10月22日から24日の3日間、世界天文年の企画のひとつ「ガリレオの夕べ」(原題:Galilean Nights)が開催されます。この期間、月や木星などの観望会が世界各地で一斉に行われます。ガリレオが自作の望遠鏡を天体に向けたときの驚きと感動を、世界中の人々に体験してほしいという思いから、「ガリレオの夕べ」と名づけられました。

この企画は、4月に開催された「世界中で宇宙を観ようよ100時間」の中でもたいへんな盛り上がりを見せた「世界一周観望会」を再び世界規模で開催するものです。

この期間は、月や木星が宵の空で見やすく、観望会を通じておよそ400年前のガリレオの偉業をたどるにはとてもよい時期です。

とりわけ木星は、宵の南の空で容易に見つけることができ、また、観測しやすい位置にあります。この「ガリレオの夕べ」の期間中、とくに木星とその衛星に注目して詳しく観測しようという企画が、世界天文年2009日本委員会の「君もガリレオ」プロジェクト、および世界の主要企画「小望遠鏡をみんなの手に(The Galileoscope)」グループにより、「木星観測キャンペーン」と称して呼びかけられています。

4月の「世界一周観望会」では、日本各地で多くの人々が星空を楽しみました。今回の「ガリレオの夕べ」でも、全国のおよそ70か所で、星空を楽しむ観望会が予定されています。

空が澄み星空が美しいこの季節、皆さんも、この期間に開催される観望会に参加し、家族や友人同士で星空を見上げてみませんか。そして、不思議に満ちた宇宙に思いをはせ、それを世界の夜空につなげる一人になってみませんか。

「ガリレオの夕べ」についての詳細や、観望会開催情報は、世界天文年2009日本委員会のウェブページをご覧ください。

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