2月7日に国立科学博物館で「おおすみ」40周年記念シンポジウム

【2010年1月27日 JAXA

2月7日に国立科学博物館で、日本初の人工衛星「おおすみ」の打ち上げ40周年を記念したシンポジウムと企画展が開催される。


『「おおすみ」40周年記念シンポジウム
日本の宇宙科学の歴史・ペンシルからラムダ、ミュー、そして未来へ および企画展 』のご案内

(地球のまわりを周回する「おおすみ」の想像図)

地球のまわりを周回する「おおすみ」の想像図(提供:JAXA)

日本初の人工衛星「おおすみ」は、1970年2月11日にL-4Sロケット5号機によって、鹿児島宇宙空間観測所から打ち上げられた。打ち上げから約2時間半が経過したころ、地上局は衛星からの信号を正常に受信、地球のまわりを1周したことが確認された。しかし、その後に受信レベルが低下、地球7周目で受信不可能となった。「おおすみ」は、その後も地球を周回し続け、2003年8月2日5時45分(日本時間)に大気圏に突入した。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と国立科学博物館では、日本初となったこの人工衛星「おおすみ」の打ち上げ40周年を記念し、2月7日にシンポジウムを開催する。

宇宙科学分野における日本の研究開発の歴史を振り返り、将来を展望する3つの講演のほか、L-4Sロケットの屋外展示、日本の宇宙開発の貴重な記録映像などの上映も予定されている。

シンポジウムの事前登録の方法などの詳細は、以下およびリリース元を参照のこと。

《『「おおすみ」40周年記念シンポジウム』開催概要》

■ 日にち:
2010年2月7日(日)
■ スケジュール:
  • 10:00〜12:00 上映会
  • 13:00〜16:30 シンポジウム (※12:00〜 受付開始)
  • 9:00〜17:00 展示
■ 開催場所:
国立科学博物館(上野本館)日本館講堂および展示室
■ 定員:
120名 (事前登録制)
※先着順で、定員になり次第締め切ります。空席があれば当日参加も受け付けます
■ 参加登録:
下記の必要事項を明記の上、2月4日(木)までにEメール(kouhod@adm.isas.jaxa.jp)またはFAX(042-759-8440)にてお申し込みください。
■ 必要事項:
  • 催し名(「おおすみ」40周年記念シンポジウム)
  • 参加者全員の氏名
  • 代表者の連絡先(電話番号またはEメールアドレス)
■ 主催、共催、後援:
主催:宇宙航空研究開発機構(JAXA)、共催:国立科学博物館、後援:日本経済新聞社(予定)
■ 参加費:
シンポジウムは無料ですが、国立科学博物館の入場料が別途必要となります
一般・大学生:600円 ※高校生以下・満65歳以上は無料。年齢の分かる証明書等をご持参ください
■ プログラム:
上映会とシンポジウム (日本館講堂)
  • 10:00〜 日本の宇宙開発初期の記録映像の上映会
    • 『ペンシルからM-Vへ ロケット開発のあゆみ』上映(39分)〔終了後、休憩〕
    • 『M-V宇宙へ(短縮版)』上映(48分)〔終了後、全員退出〕
  • 12:00〜 シンポジウム受付開始、『L-4S-5/おおすみ』上映(28分)
  • 13:00〜 挨拶 JAXA代表・国立科学博物館代表
  • 13:15〜 講演「50年後の『おおすみ』は?」(秋葉鐐二郎 宇宙航空研究開発機構(JAXA) 宇宙科学研究本部(ISAS) 名誉教授)
  • 14:00〜 講演「Mが拓いた世界」(的川泰宣 宇宙航空研究開発機構(JAXA) 名誉教授)
  • 14:45〜 休憩
  • 15:00〜 講演「日本のロケットの将来像(仮)」(森田泰弘 宇宙航空研究開発機構(JAXA) 教授)
  • 15:45〜 意見交換
  • 16:30 終了
企画展(地球館2階 9:00〜17:00)
  • 屋外展示(L-4Sロケット、ランチャー)
  • 常設展示(ペンシルロケット、ベビーT、「おおすみ」等)
  • 企画展示の自由見学
    • 『ペンシルとベビー』(上映時間22分)
    • 『M-14-1TVC地上燃焼試験』(11分)