星ナビ8月号は「比較明合成」と「山岳星景」
【2011年7月5日 アストロアーツ】
星空を楽しむための月刊「星ナビ」2011年8月号が、7月5日(火)に発売されます。8月は1年中でいちばん気軽に星空を楽しめる季節。山や海へ出かけるなら、天体と景色を一緒に写す「星景写真」に挑戦してみませんか。2か月分の天文現象に全国のイベント情報、好評のイスラム天文学Part3と盛りだくさんでお届けする増ページ号です。
表紙
古勝数彦さんによる、標高2772mの乗鞍大黒岳で撮影した夏の夜空です。仲間と共に降るような星空の下に立ち、撮影に没頭するひとときを思い出してください。
★ 全掲載内容の目次はこちら → 「星ナビ2011年8月号」
比較明合成で星景写真を撮る
短い露出で連続して撮影した画像を、画像処理ソフトの「比較明」機能を使ってで合成することで、長時間露光と同様の天体の軌跡を浮かび上がらせることができます。デジタル時代の新しい天体撮影手法として広まりつつある「比較明合成」にスポットを当て、撮影の方法や処理のテクニックなどを詳しく紹介しました。
バスで行ける標高2700m、乗鞍畳平で山岳星景を撮る
乗鞍岳畳平は、標高2700mの地点にありながら公共交通機関を使って簡単にアクセスできる便利な山岳域。3000m級の山々へのアクセスも容易です。これほど高所へ車道が通じている場所は国内では他にありません。そして星空のクオリティも抜群。みなさんも、この夏、乗鞍で山岳星景デビューしませんか?
近代学問の基礎を築いたイスラム世界の天文学 Part3
近代天文学の始まりを語るうえで、イスラム世界での学問を切り離すことはできません。そしてそのイスラム天文学を語るうえで、インド天文学からの影響を無視することもできません。Part3では、インドで生まれた地球自転説や今に残る数学の計算手順などから、イスラム天文学の世界を紹介します。
星を追うカメラ「ペンタックス O-GPS1 with K-5&K-r」Part2
O-GPS1によって得られたレンズの向いている高度、方位、カメラの姿勢の情報と、カメラが持つレンズの焦点距離の情報をもとに、写野内の星の動きに合わせて撮像素子を動かし、星を点像に止める追尾撮影を実現した「星を追うカメラ」。精度向上のコツや応用範囲について詳しくレポートします。開発者インタビューも必読。
お求めは全国の書店、またはアストロアーツオンラインショップで。