KISSプロジェクトで超新星2014cfを発見

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

【2014年8月29日 CBET 3944】

長野県木曽観測所の超新星探査プロジェクトで7日、超新星2014cfが発見された。同プロジェクトによる超新星発見は通算で17個となる。

長野県の木曽観測所での超新星探査「KISSプロジェクト」で8月7.69日（世界時。日本時間8日1時30分ごろ）に撮影された画像から、ペガスス座方向にある銀河（SDSS J230152.94+142449.9とみられる）に超新星2014cfが18.8等で発見された。超新星の位置は以下のとおり。

  赤経  23時01分52.97秒
  赤緯 +14度24分50.5 秒（2000.0年分点）
  ペガスス座の銀河周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星2014cf

チリ・ラスカンパナス天文台での分光観測などから、8月13日時点で極大光度から数日後のII型超新星とみられる。

2012年4月にスタートしたKISSプロジェクトによる超新星発見は、今回で17個目となった。

超新星2014cfの位置

新発見の超新星を天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ」で表示して位置を確認できます。「ツール」メニューから「データ更新」した後、「SN 2014cf (Anon.)」を検索・表示してください。