新機能

天体写真特化の画像処理ソフトウェア

ステライメージは、天体写真のために設計・開発された画像処理ソフトウェアです。天体写真特有の前処理やコンポジットから、階調・カラー調整、ノイズ低減など天体の美しさを引き出すために欠かせない機能を多数搭載しています。

最新バージョン「ステライメージ10」では基本的な画像処理機能を大幅に強化し、画像データに埋もれた微細な情報を最大限に引き出すことが可能になりました。また、新設計のユーザーインターフェースや画像処理のヒストリー機能により直感的で再現性のある画像処理体験を実現しています。

ステライメージ10 メイン画面

ステライメージ10 メイン画面

ピンポイント・トーンカーブ調整

新機能「ピンポイント・トーンカーブ調整」では、星雲の淡い部分や分子雲などの狙った階調領域を強力にストレッチできます。トーンカーブはすべて数値入力やスライダーで調整できるため、細やかな調整や強調の度合いも定量的に実施できます。

ピンポイント・トーンカーブ調整(クリックで拡大)

ピンポイント・トーンカーブ調整画面(クリックで拡大)

周辺減光/カブリ補正の強化

「周辺減光/カブリ補正」を強化。光害カブリのような複雑な明るさの偏りを補正できるようになりました。従来より多くの点をサンプリングし、3次・4次の曲面で減光やカブリをモデル化します。

周辺減光/カブリ補正

周辺減光/カブリ補正の画面例(クリックで拡大)

レベル調整(ガンマ調整)

従来の最小・最大値のほかガンマ値も併せて調整できます。

レベル調整(ガンマ調整)

レベル調整にガンマ項目を追加(クリックで拡大)

色相補正

特定の色相を補正し、より簡単に本来の色を再現できます。

色相補正

特定の色味を直感的に補正(クリックで拡大)

スマート補修

センサー上のホコリなど不要な部分を自然に塗りつぶして補修します。

スマート補修

ゴミや不要物を自然に補修(クリックで拡大)

輝度/カラーノイズ低減

エッジやディテールを保ちながら画像のざらつきをなめらかにし、背景の細かな色ムラを抑えることで、すっきりとノイズ感を低減します。

輝度/カラーノイズ低減

ざらつきを抑え、なめらかな描写に(クリックで拡大)

直感的でスムーズな操作画面

ステライメージ10には必要な機能を呼び出すボタンを備えた「操作ガイド」が組み込まれています。処理したい画像を準備してステライメージ10を開き、操作ガイドの手順に従って処理を進めるだけで迷わずに作品を仕上げることができます。

また天体画像処理に必要な多種多様な機能に「リボンバー」からアクセスできます。画面上部のタブに各機能が整理され、アイコンやボタンの視認性が向上したことで目的の処理を素早く実行することができます。

操作ガイドとリボンバー

操作ガイドとリボンバー(クリックで拡大)

画像処理フローをたどる「ヒストリー」機能

従来のステライメージでは、画像処理を試行錯誤するなかで手順を遡って処理をやり直すことができませんでした。ステライメージ10では画像処理の「ヒストリー」機能を搭載。それまでの画像処理フローを記録し、任意の時点に戻って特定の処理パラメータを変更することができます。

このヒストリー情報は、FITS形式ファイルのヘッダ情報に保存されます。これにより後日あらためて処理の履歴を確認したり、パラメータを編集し直して再調整することも可能です。

ヒストリー機能

画像処理フローを記録・追跡できる「ヒストリー」(クリックで拡大)

アマチュア天文家あぷらなーと氏考案の機能を新搭載!

あぷらなーと氏は市街地にある自宅から星雲撮影をするため様々な工夫を凝らし発信されているアマチュア天文家です。月刊「星ナビ」にも記事を執筆しています。また、独自の数値解析を駆使して撮影画像のノイズ低減方法などを複数開発。今回、それらの機能がステライメージ10で搭載され、手軽に利用できるようになりました。

それぞれの機能は設定をするだけ簡単に使いこなせるように作られていますが、その原理や背景を理解することで、より効果的に使いこなすことができるようになります。あぷらなーと氏がご自身のブログで詳しく解説されていますので、ぜひ併せてご覧ください。