ステラで再現Ver.6 「2003年5月29日 金星食」

金星が月に潜入していくようすや月の暗縁から出現してくるようすを、ステラナビゲータVer.6でシミュレートしてみましょう。

観測地の設定

場所の設定ダイアログ

[設定]メニューの[場所…]から「場所」ダイアログを開きます。

地図をクリックしたり都市名を選択したりして,観測地の場所を設定しましょう。

設定が終了したら[閉じる]ボタンを押し、ダイアログを閉じておきます。

日時の設定

日時の設定ダイアログ

[設定]メニューの[日時…]から「日時」ダイアログを開きます。

カレンダーやダイアログボックスを使って、日付を2003年5月29日に設定しましょう。時刻は、潜入の少し前、13時45分〜14時ごろに設定しておくとよいでしょう。

設定が終了したら[閉じる]ボタンを押し、ダイアログを閉じておきます。

金星を表示

惑星のダイアログ

[天体]メニューの[惑星…]から「惑星」ダイアログを開きます。

「金星」の行で、「表示」のチェックボックスをチェックします。また、「名称」にもチェックしておくと、さらに位置がわかりやすくなります。

設定が終了したら[OK]ボタンを押してください。

金星を画面の中心に移動

名前で検索のダイアログ

[ツール]メニューの[名前で検索…]から「名前で検索」ダイアログを開きます。

「分類」の「太陽・月・惑星」をチェックし、右の「天体名」から「金星」を選びます。

また、「トラック」のチェックボックスにチェックしておくと、常に金星が画面の中心に表示されるようになります。

「金星」を選択したら[OK]ボタンを押してください。

視野を拡大

表示範囲のダイアログ

[表示]メニューの[表示範囲]から「表示範囲」ダイアログを開きます。

表示範囲は、ウィンドウの横幅が何度に対応するか、で設定します。ここでは「0.1」度まで拡大してみましょう。月の縁が大きく表示され、金星がやや欠けているのもわかるはずです。

設定が終了したら[OK]ボタンを押してください。

ここまでの設定による表示画面

以上の設定で、ウィンドウの中央に金星が表示され、その下に細い月の縁が見えているのがわかるでしょう(表示例は岡山市、13時52分のようすです)。

金星が見えない場合、月の裏にかくれてしまっている場合があります。この場合は、後に説明する方法で時刻を変化させて月を移動させ、金星が見えるようにしてください。

ここまでの設定で金星と月を表示させた画面

次に、ステップボックスを利用して時刻を変化させ、金星が月に潜入していくようすや月から出現するようすを見てみましょう。

ステップボックスを表示

ツールバー設定のダイアログ

[設定]メニューの[ツールバー]から「ツールバー」ダイアログを開きます。

下から2番目に「ステップ」の項目があるので、「表示」のチェックボックスにチェックします。

チェックしたら[OK]ボタンを押してください。

時刻を変更

ステップボックスを表示させた画面

ステップボックスにはいろいろな時間の単位が表示されており、その両側に[+]と[-]の記号があります。[+]を押すと時刻が進み、[-]を押すと時刻が戻ります。また、一番上の[<][>]を押すと、表示されている単位を切り替えることもできます。

時刻を変化させ、金星が月に潜入するようすや月から出現してくるようすをシミュレートしてみてください。

補足

ドキュメントメニューから実行

アストロガイド2003をインストールされている場合、ステラナビゲータVer.6の[ドキュメント]メニューに「アストロガイド2003」という項目があります。

ここから「5月」→現象一覧の「29日(木) 金星食」を選択すると、金星食のアニメーションを再生ボタン一つで実行することができます(設定の数値などは上記の設定とは異なります)。

シミュレーションはアストロガイド2003単体でも動作させることができます。

関連情報

「金星食」解説ページへ