日食は、月が太陽の手前を通ることで、太陽を隠してしまう現象です。
日食には、太陽の一部が隠れる「部分日食」、全部を隠す「皆既日食」と、太陽と月が完全に重なるものの、月の見かけの大きさが少し小さいために太陽の縁の部分だけが見える「金環日食」があります。
太陽の直径は140万km、月の直径は3500kmと大きさがかなり違いますが、それぞれの地球からの距離が1億5000万kmと38万kmで、月と太陽の見かけの大きさがほぼ同じになります。それによって、月が太陽をきれいに隠してくれるのです。なんという偶然でしょう。