2010年1月28日 火星が地球に最接近

(説明図)
ステラナビゲータ Ver.8 で作成

火星と地球は2年2か月ごとに接近するが、その距離は毎回大きく異なる。今回の最接近は1月28日で、地球と火星は約1億km離れた小接近にとどまり、小口径の望遠鏡では表面の模様が見づらいかもしれない。とはいえ、マイナス1.2等で赤く輝く姿は、冬のダイヤモンドに彩りを加える存在となっていて、人目をひくだろう。双眼鏡で、かに座のプレセペ星団と同一視野に見えるようすも楽しみたい。衝となるのは、3日後の1月31日である。

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この解説は「アストロガイド星空年鑑2010」より抜粋しました。

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