2014年4月17日 小惑星ベスタがおとめ座で衝
ステラナビゲータで作成
4月17日、小惑星ベスタがおとめ座の方向で衝となる。太陽−地球−ベスタがまっすぐに並び、一晩中見やすい位置にある時期だ。ベスタは火星軌道と木星軌道の間の「小惑星帯」の中にあり、ケレス、パラス、ジュノーとともに「四大小惑星」とよばれる。
今回の衝では地球から距離が近く、6等まで明るくなっているので、月明かりがじゃまとなる17日から数日ずらすと双眼鏡でも見やすい。おとめ座の3等星ヘゼが5度以内にありよい目印だ。
左(東)側には、7等の準惑星ケレスも2.5度以内にある。ケレスも4月20日に衝をむかえ、7月上旬には2天体が大接近する。
ベスタは1807年に発見された小惑星番号4番の小惑星で、直径は約520km(平均)。これは小惑星帯の中では準惑星ケレスについで2番目の大きさだが、表面が太陽光を反射しやすいためケレスより明るく見える。
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