2014年
東の空の高いところに夏の大三角が見えている。伝統的七夕である2日の夜、織女星ベガと牽牛星アルタイルを見つけよう。この2つの星の間を通り、南の空のさそり座やいて座へと天の川が続いている。旅行や帰省などで空の条件の良いところへ行く機会があれば、ぜひ天の川を辿ってみたい。
伝統的七夕の日、南西の空には半月とスピカが並んでいる。翌3日には月と火星が大接近し、さらに翌4日には月と土星が大接近する。肉眼や双眼鏡でも楽しめるので、3日続けて眺めてみよう。下旬には火星と土星が接近して見えるようになる。
8月の定番天文現象であるペルセウス座流星群は、12〜13日にかけてが一番の観察チャンス。月明かりの影響などで今年は条件が良くないが、明るい流れ星が飛ぶことに期待しよう。
図は、15日の午後8時頃に、南に向かって見上げたときの星空です。
月初めは午後9時頃に、月末は午後7時頃に同じような星空になります。
- 8月
- ジャック彗星が7等台
- 2日(土)
- 伝統的七夕
- 3日(日)
- 月と火星が大接近
- 4日(月)
- 月と土星が大接近
- 中旬
- 金星と木星、プレセペ星団が大接近
- 13日(水)
- ペルセウス座流星群が極大
- 下旬
- 火星と土星が接近
- 30日(土)
- 海王星がみずがめ座で衝
- 31日(日)
- 月と土星が接近
水星
上旬 | 中旬 | 下旬 | |
等級 | -1.8 | -1.3 | -0.5 |
視直径 | 5.1" | 5.0" | 5.1" |
星座 | かに | しし | しし |
現象 |
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金星
上旬 | 中旬 | 下旬 | |
等級 | -3.9 | -3.9 | -3.9 |
視直径 | 10.7" | 10.4" | 10.2" |
星座 | ふたご | かに | かに |
現象 |
火星
上旬 | 下旬 | |
等級 | 0.4 | 0.6 |
視直径 | 7.7" | 7.0" |
星座 | おとめ | てんびん |
現象 |
木星
上旬 | 下旬 | |
等級 | -1.8 | -1.8 |
視直径 | 31.4" | 31.8" |
星座 | かに | かに |
現象 |
|
土星
上旬 | 下旬 | |
等級 | 0.3 | 0.4 |
視直径 | 16.9" | 16.3" |
星座 | てんびん | てんびん |
現象 |
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天王星・海王星
天王星(中旬) | 海王星(中旬) | |
等級 | 5.8 | 7.8 |
視直径 | 3.6" | 2.3" |
星座 | うお | みずがめ |
現象 |