M100
(かみのけ座の銀河)
解説
かみのけ座の方向にあって、おとめ座銀河団に属する銀河です。ちょうど真上から渦巻を見おろす格好のSc型渦巻銀河で、大口径望遠鏡で撮影するととても美しいです。2006年2月4日に鈴木章司さんが超新星2006Xを発見したほか、超新星1901B、超新星1914A、超新星1959E、超新星1979Cと合計5つの超新星が見つかっています。
見つけ方
かみのけ座とおとめ座の境界付近に位置しています。M88とM98〜M100はしし座β星とほぼ同じ赤緯に並んでいて、比較的見つけやすいでしょう。M100はβ星から33.8m東、1°15′北です。
双眼鏡
たいへん淡いので、双眼鏡では難しいでしょう。
10cm
40〜60倍程度で、好条件下で存在がわかります。ほぼ丸い光斑で、中心核がやや明るく見えますが、M99よりは明るい感じです。
20cm
60〜80倍で、特徴がよりはっきりとわかるようになります。周囲の渦巻の構造らしきものが見えるようになるので、好条件下で注意深く観察してください。