M107
(へびつかい座の球状星団)
解説
へびつかい座には7つもの球状星団があり、M107もその1つですが、へびつかい座を構成するいびつな五角形の外、さそり座のアンタレスの北に位置しています。ややまばらな感じのする小さな球状星団です。1782年4月にメシャンが発見しており、後にメシエのカタログに追加するつもりだったと考えられています。
見つけ方
へびつかい座のζ星(2.6等)の南南西3°です。正確には4.7m西、2°29′南です。ファインダーでは難しいでしょう。
双眼鏡
7×50の双眼鏡で注意して観察すると、淡い星雲状のイメージがわかります。
10cm
低倍率では丸い星雲状に見えます。120倍程度に倍率をあげてもあまり変わりばえしません。
20cm
好シーイングに恵まれれば、150倍程度の倍率でようやく周辺の恒星を分離することができます。