M23
(いて座の散開星団)
解説
いて座の天の川の中にあり、満月ほどの大きさに広がっていて双眼鏡でもきれいに見える散開星団です。いちばん明るい星でも9等級ですが、星数が百数十個と多く視直径も大きいので見ばえがして、周囲が天の川であることも相まって美しい眺めです。
見つけ方
南斗六星のひしゃくの端のいて座μ星とへび座ξ星を結んだ線上で、いて座μ星よりのところに位置し、ファインダーで存在がわかります。いて座μ星(3.9等)からは17.0m西、2°3′北です。
双眼鏡
明るい星がないため双眼鏡では大きな星雲状に見えます。しかし視野には微光星がちりばめられていて、とてもきれいです。
10cm
できるだけ低倍率でないと、視野から星がはみ出てしまい面白さが半減してしまいます。25〜40倍の広視界型のアイピースで観察すれば、視野に数十個の星が見えて散開星団らしくかなり美しく見えます。
20cm
星に分解できますが、視野からはみ出てしまうとおもしろくないので、できるだけ低い倍率で観察しましょう。