M95
(しし座の銀河)
解説
しし座のお腹のあたりにある棒渦巻銀河です。M96、M105とともにM96銀河群を構成しています。M96とはわずか0.8°しか離れていないため、望遠鏡の同一視野で観察することができます。超新星2012awが出現しました。
見つけ方
しし座α星(レグルス)とθ星との中間で、6等級の52番星と5等級の53番星に縦にはさまれたあたりに位置しています。M95はレグルス(1.3等)と赤緯がほぼ同じで、約9°東です。より正確には、レグルスからは35.6m東、16′南です。
双眼鏡
小さいので、双眼鏡では観察が難しいでしょう。7×50や10×70の双眼鏡では、恒星状にかすかに見えるかどうかといったところです。
10cm
60倍くらいで、ややいびつな楕円形をした光斑として存在が確認できます。空の状態が良くないと、見にくい対象です。よく観察すると星雲の核の部分が明るく輝いていることがわかります。M95とM96は同一の視野に入りますが、M96のほうがわずかに明るく見えます。また、M95は空の状態が少しでも悪いと核の部分しかわからず、恒星と間違えやすいので注意が必要です。
20cm
このクラスになるとかなり見やすくなり、10cmでの印象がより明確になってきます。