火星が見えた!幕張で大規模観望会
【2018年8月3日 星ナビ編集部】
火星大接近を迎え、各地で観望会が開催されている。7月31日の大接近の日にテレビやネットのニュースで取り上げられたこともあり、この機械にぜひとも望遠鏡で模様を見たいと考えている方も多いだろう。
千葉県のイオンモール幕張新都心では、8月1日(水)、2日(木)の2日間にわたって、屋内のステージと隣接する豊洲公園で、入場無料の大規模火星イベントが開催された。
2日目は少し雲が多めだったものの両日とも晴天に恵まれ、屋外会場に並べられた50台以上の望遠鏡で、オレンジに輝く火星のほか、宵の空に勢揃いした金星、木星、土星が次々に導入され、集まったファミリーや学生たちが興奮気味に見入っていた。屋内イベントでは空の探検家・武田康男さんや、国立天文台副台長の渡部潤一さんの講演会などが開催され、こちらも多くの参加者が熱心に聞き入っていた。
この「幕張火星観望会」は、会場となったイオンモール幕張新都心や、高校生天体観測ネットワーク、渋谷教育学園幕張中高、日本大学理工学部、恒星社厚生閣、大日本図書、富士通などの共催で実現したもので、ビクセンが惑星観望用望遠鏡を提供、アストロアーツも公式Web運用やパンフレット編集で参画した。
地元の千葉県からは、千葉市科学館、船橋市プラネタリウム館天文ボランティアグループ、北総星見隊、千葉大学星を見る会など多くの協力団体や個人の方が手弁当で望遠鏡を持参した。また、開成学園天文気象部、渋谷教育学園幕張、津田沼高校理科部天文班、埼玉県立春日部高校天象部の生徒の皆さんをはじめ、遠く鹿児島県立楠隼中高一貫教育校からも天文部の有志が参加し、観望会スタッフとして活躍した。
火星の観測シーズンはまだまだ続き、公開天文台や科学館などで開催される観望会(観察会、観測会)で、火星を望遠鏡で見ることができる。夏休み中に各地で予定されている火星観望会や天文イベントは、全国プラネタリウム&公開天文台情報ページ「パオナビ」で検索できる。
〈関連リンク〉
- 幕張火星観望会 twitter @MarsMakuhari
- アストロアーツ:
- 星ナビ2018年8月号 火星模様早見&ミニ冊子が付録、一冊まるごと大特集で火星を「見る・撮る・処理する・知る」
- 星ナビ2018年7月号 火星観測ハンドブック付録、火星探査の歴史を大特集
- 【特集】火星大接近(2018年7月31日 地球最接近)
- 天体写真ギャラリー:2018年 火星
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