ひときわ目をひく赤い星
火星は、地球との位置関係(距離)によって明るさが大きく変わる惑星ですが、2018年は4月下旬から11月下旬までの半年以上にもわたってマイナス等級で(いわゆる1等星よりも明るく)輝きます。とくに、7月31日の地球最接近のころには、火星の明るさはマイナス2.8等級となり、木星よりも明るくなります。
このように今年の火星はとてもよく目立ち、また特徴的な赤い色も目印となるので、建物などに遮られなければ街中でも簡単に見つけられます。
2018年8月中旬 22時の空(東京)。月初は23時ごろ、月末は21時ごろに同じような見え方になる。火星は5、15、25日の位置、木星と土星は15日の位置を表示(月の表示は消してある)。画像クリックで表示拡大(ステラナビゲータで星図作成、以下同)。
(4月(3時)/5月(2時)/6月(1時)/7月(23時)/8月(22時)/9月(21時)/10月(20時)/11月(19時)/12月(18時))