星座八十八夜 #46 ラカイユの科学実験シリーズ「レチクル座」

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天体望遠鏡のファインダー(照準器)を表した星座です。昔はここに、〈とけい座〉と並んで、日時計の星座がありました。1月の21時ごろが見ごろでしょう。

【2023年12月8日 アストロアーツ

星座八十八夜

「スマホで楽しむ星空入門」より抜粋)

見どころ

沖縄では1月なかばの21時ごろ、南の地平線のぎりぎりのところにこの〈レチクル座〉が南中します。〈かじき座〉の目印の星よりも高度が低く、星がよけい暗く見えてしまうため、なかなか見つけづらい星座です。一つだけ明るい3等星が目印で、そのそばに4等星がひし形の形を作っています。

ところで「レチクル」とは一体なんなのでしょうか。星座絵を見ると四角・円・菱形を組み合わせたような幾何学模様が描かれています。これは光学機器(望遠鏡)などに使われるゲージ(十字線)を表しています。いまの天体望遠鏡でいえば、レンズの付いていないファインダー(照準器)の役目をしたものです。

レチクル座

88星座の見所を紹介!「スマホで楽しむ星座入門」

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