星座八十八夜 #60 アルゴ船の大きな帆「ほ座」

このエントリーをはてなブックマークに追加
東京あたりでは、〈ほ座〉は南中しても上半分くらいしか見えませんが、沖縄あたりまで南下すると、春の宵空で全体を見ることができます。

【2024年2月2日 アストロアーツ

星座八十八夜

「スマホで楽しむ星空入門」より抜粋)

見どころ

星座の星を結んだ星座線で見ると、〈ほ座〉は大きく輪になった形をしていて、風をはらんで大きくふくらんでいる帆が想像できます。しかし星座絵を重ねてみると、帆はたたまれていて、むしろ〈らしんばん座〉の方に描かれています。

〈ほ座〉の南側の2等星2つと〈りゅうこつ座〉の2等星2つが十字の形に並んでいて、よく南十字星と間違われるので、この星の並びは「にせ十字」と呼ばれます。本物の南十字星すなわち〈みなみじゅうじ座〉は、もっと東で〈ケンタウルス座〉の南にあって、1等星2つと、2等星1つ、3等星1つでできています。

ほ座
中央上が〈ほ座〉

88星座の見所を紹介!「スマホで楽しむ星座入門」

「スマホで楽しむ星座入門」では、いつどのように見えるの?星座誕生の由来は?などを星座一つ一つについて紹介。星空観察の入門にピッタリな一冊です。神話のエピソードや星座どうしの意外なつながりなども見えてきますよ。デジタルアーティストKAGAYAの美しいイラストが誌面を彩ります。

スマホで楽しむ星空入門」では、星図アプリ「星空ナビ」とも連動。二次元コードをスマートフォンで読みとると、夜空の中で星座が見える方向を教えてくれる「ガイド機能」が使えます。見つけにくい星座も「星空ナビ」を使って、実際の夜空で探してみましょう!

スマホ星座入門

関連商品

2025年の見逃せない天文現象と星空の様子を紹介したDVD付きオールカラームック。DVDにはシミュレーションソフトやプラネタリウム番組を収録。11月14日発売

タグ

関連記事