Sky-Watcherの天体撮影用鏡筒「HAC125」が新発売

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サイトロンジャパンから、球面主鏡と補正レンズで構成されたSky-Watcherの天体撮影用鏡筒「HAC125」が新発売。

【2024年9月30日 星ナビ編集部

サイトロンジャパンが、球面主鏡と補正レンズで構成されたSky-Watcher(スカイウォッチャー)の天体撮影用鏡筒「HAC125」を新発売。口径125mm、焦点距離250mm F2と明るく天体撮像だけでなく、電視観望にも最適。取り扱いは、天体望遠鏡専門店およびサイトロンジャパン直営店のみ。

HAC125
HAC125(提供:サイトロンジャパン、以下同)

■ 発売概要
  • Sky-Watcher
  • 商品名:HAC125
  • 希望小売価格:税込103,125円(税抜93,750円)
  • アストロ&バードショップ シュミットの販売価格:<20%OFF>税込82,500円(税抜75,000円)
  • 発売日:9月27日(金)
## ■製品特長
  • 口径125mm、焦点距離250mm、口径比f/2のハイスピードアストログラフ。直径53mm以下の小型の天体用CMOSカメラによる天体写真撮影に特化し、特に電視観望等で優れた性能を発揮。直径53mm以上のカメラの場合は、光路が妨げられ光量が低下する。
  • 球面主鏡と補正レンズで構成された天体撮影専用の光学系で、極めて明るい口径比と、小型の架台でも気軽に運用できるコンパクトさを実現。
  • 口径比f/2がもたらす明るさは、露光時間を大幅に短縮でき、オートガイドシステムを使用せずに、短時間で淡い天体を撮影できる。また比較的明るい天体であれば、ライブスタックを使用せずにリアルタイム映像で電視観望することができる。
  • 鏡筒質量は鏡筒バンド、ドブテイルバーを含め約3.7kg。小型の架台での運用にも対応。
  • 補正レンズは、鏡筒前方に配置された補正レンズにあるカメラホルダーに取り付け、カメラホルダーに装備されているピントリングを回転させて焦点を合わせる。取り付け可能なカメラは、アメリカンサイズ(31.7mm)ノーズピースを有するもので、センサー位置がノーズピース基部から9.7mm以上あるものに限る。イメージサークルは約16mm。
  • 鏡筒先端部は取り外し可能なレンズフードになっていては長さは99mm。結露・迷光を軽減する。取り外しが可能で、カメラの取り付けも容易。
  • 2本の鏡筒バンドと幅狭タイプ(約45mm)のドブテイルバーを付属、市販されている多くのマウントに取り付け可能。
  • ファインダースコープ取り付け用のマウントは2つ装備、ファインダーやアクセサリーの取り付けに便利。
  • 光軸調整機構は、工具なしで調整が可能なネジを主鏡側に装備。

HAC125

■ カメラ取り付けに関する参考資料

カメラ取り付けに関する参考資料

■ 取り付け可能なカメラの形状の一例(※39.7mm以上の場合、補正レンズに干渉する可能性あり)

取り付け可能なカメラの形状例

■製品仕様
  • 主鏡有効口径:125mm
  • 焦点距離:250mm
  • 口径比:f/2
  • 質量:約3.7kg(鏡筒バンド、ドブテイルバー含む)
  • 鏡筒長:約360mm(フード、光軸調整ネジ含め)
  • 鏡筒径:約153mm
  • 中央遮蔽:53mm径
  • フォーカスストローク:7.7mm
  • カメラ接続規格:アメリカンサイズ(31.7mm)スリーブノーズピースを有する天体用CMOSカメラで、センサー位置がノーズピース基部から約9.7mm以上にあるもの
  • 付属品:鏡筒バンド、ドブテイルバー、同焦点リング

■HAC125とPlayerOne Ceres-Cカメラでの”リアルタイム”電視観望

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