4日(日)まで開催中!火星大接近を控えたCP+で天体写真がトレンド
【2018年3月2日 星ナビ編集部】
毎年春に開催される日本最大の写真・映像関連の展示会「CP+(シーピープラス)」は、カメラメーカー、写真用品・映像関連メーカーのみならず望遠鏡・双眼鏡メーカーも一堂に会する、写真好き・光学好きの天文ファンには必見のイベントだ。今年は3月1日(木)から4日(日)まで、例年と同じパシフィコ横浜で開催されている。
今回カメラ関連ブースで目につくのは、天体写真関連のセミナーだ。SONYブースでは「αシリーズが変える驚異の天体ショー 撮影の現場と星空撮影の世界」と題して、「星ナビ」連載でもおなじみの沼澤茂美さんが講演。1月31日の皆既月食や2017年8月のアメリカ横断皆既日食をαシリーズでとらえた迫力の映像を交えながら、星景写真の撮影方法などを解説した。
ニコンブースでは天文マニアでもある写真家の茂手木秀行さんが、「ちょっと寄り道 今夜は星空を見上げよう ~D850と双眼鏡で楽しむ、やさしい星景写真~」と題して星景写真の魅力をアピール。星景写真というと山深く特別な撮影地に出向いて撮るというイメージがあるが、カメラと三脚だけで生活空間に近い日常的な景色の中で星空をとらえることを推奨。夜の撮影現場でトラブルになる灯りや騒音など撮影マナーに関しても言及するなど、テクニックに止まらない星景写真撮影の心得を披露した。
オリンパスブースでは、「星ナビ」で活躍中の北山輝秦さんが「ライブコンポジットで横浜の星景撮影にチャレンジ!!」と題したワークショップを開催。オリンパスデジカメに搭載されたカメラ内比較明合成機能「ライブコンポジット」を使って都市星景を撮る方法を解説し、みなとみらい周辺の横浜の夜景で撮影実習も行われた。
天体望遠鏡関連では、ビクセン、ケンコー・トキナー、サイトロンジャパン、トミーテック(BORG)が出展。7月31日ごろの「火星大接近」に向けて、ビギナー用経緯台などを展開していた。各社のブースでは「火星」の大パネルが掲げられ、前回、2003年の火星超大接近から15年、再び巡ってきた「火星」へ熱い視線を送っていた。
CP+では天文関連メーカーが広い会場に分散しているため、双眼鏡と三脚メーカー9社が共同して「双眼鏡をさわろう!もらおう!スタンプラリー」を企画。参加メーカー9社のブースを巡ってスタンプをコンプリートすると、抽選で20名に望遠鏡や双眼鏡、三脚がプレゼントされる。ぜひチャレンジしてみよう。
スタンプラリー参加メーカー:ツァイス、ヴァンガード、コーワ、ケンコー、サイトロン、ニコン、ビクセン、ペンタックス、ベルボン
〈関連リンク〉
- CP+2018:CP+2018 カメラと写真映像のワールドプレミアショー
- ビクセン:CP+2018に出展 ビクセンブースとイベント
- ケンコー・トキナー:ケンコー・トキナー/スリックブース見どころ紹介
- サイトロンジャパン:CP+2018出展案内 LAOWAセミナー開催のお知らせ
関連記事
- 2024/02/20 CP+で星ナビ編集部が講演、ステラシリーズを会場超特価で販売
- 2023/02/22 初のハイブリッド開催!CP+の天文ファン的注目ポイント
- 2019/03/01 3日(日)まで開催中!CP+の天文ファン的注目ポイント
- 2013/02/01 3日(日)まで開催中 CP+の天文ファン的見どころと講演会