2015年8月5日(水)発売
⭐ 主な内容
- 続々と発売される天体写真向きデジタルカメラの動向「天文“適”カメラ2015」
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スナップや記念写真ならスマホでも充分な画質が得られるようになった今、「カメラ」にはそれ以上の圧倒的な高画質や高度な機能が求められている。カメラ内で比較明合成を行ったり、Hαまで分光感度を伸ばした天体写真向けカメラもそのひとつ。天体写真に適する「天文“適”カメラ」をまとめておこう。
- 天の川が見えるミラーレス「オリンパス OM-D E-M5 MarkII+M.ZUIKO DIGITAL PRO レンズ群」
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オリンパスのOM-Dシリーズでは、天体写真に適したミラーレスとしてE-M5が注目されたが、その二代目として暗所撮影向けの新機能を備えたMarkIIがデビューした。F2.8大口径超広角ズームとF1.8と明るい対角魚眼レンズもシステムに加わり、星を撮るユーザーに向けて強くアピールしている。
- メーカー純正のHα改造機「ニコン D810A」
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ニコンから天体写真ファン注目のカメラが発売された。同社初となる天体撮影専用デジタル一眼レフカメラ「ニコンD810A」だ。同社のハイアマチュア向けモデルのニコンD810をベースとしており、35mm判フルサイズとして初の天体撮影用モデルとなる。
- 太陽系の果てで息づく冥王星
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日本時間7月14日20時49分57秒、探査機ニューホライズンズが冥王星への最接近を果たした。2006年に打ち上げられたニューホライズンズは「海王星以遠天体」とよばれる一群の天体の探査を目的としており、冥王星は第一の目標であると同時に、太陽系外縁部探査のとば口として注目されていた。
- 終戦から70年「新聞にみる戦時の天文報道」
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戦後70年にあたり、当時の新聞から天文に関する話題を紹介する。戦争とは最も遠いところにありそうな天文学も、“科学日本”を象徴する国威発揚の手段だった。言論統制に縛られた時代の新聞は誇張や隠蔽、捏造が多いことでも知られるが、その中で天文はどのように伝えられていたのだろうか。
- 天文学の20世紀 近代天文学の開拓者たち 第16回「ジェラルド・カイパー」
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現代天文学の最もホットな話題のひとつは惑星系の形成です。金星や火星、木星、小惑星に彗星、冥王星をはじめとした太陽系外縁天体に始まり、現在では1000以上も発見されている太陽系外の惑星系まで調査の対象は広がっています。それらの研究の先鞭をつけ、惑星科学の分野を拓いたジェラルド・カイパーを紹介しましょう。
- 星の写真調整13「『アンシャープマスク』のパラメータ」
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アンシャープマスクは見かけ上の写真のシャープ感を上げることができます。しかしパラメータが不適切だと、かえって不自然な仕上がりになってしまいます。今回はアンシャープマスクの原理と、パラメータの違いによる仕上がりの差について解説します。
- パオナビ 夏~秋の星まつり&ペルセウス座流星群
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- 「すばる」のハイパー・シュプリーム・カムで宇宙の加速膨張の謎に迫る
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- 天体写真の世界 宇宙は美しい 80「はくちょう座の散光星雲」
- ビジュアル天体図鑑 No.128「フロンティア・フィールド・観測プロジェクト」
- 由女のゆるゆる星空レポ 星の召すまま 第10回「都心でも!星空観望会に参加」
- 星をたずねて1万3000km 自転車日本一周 第4回「人生を大きく変えた年の暮れ」
- KAGAYA通信 Vol.84「神戸での写真展を終えて」
- アクアマリンの誌上演奏会 Stage169「窓から宇宙をのぞくとき」
- ブラック星博士のB級天文学研究室 17発目「明石焼きフライバイ」
- 天文学とプラネタリウム 第136回「宇宙と生き物」
- 三鷹の森 178「明石にて思う」
- 新天体発見情報 120
- 金井三男のこだわり天文夜話 第百七十六話「中秋の名月とかぐや姫」
- Observer's NAVI
- ネットよ今夜もありがとう
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- 飲み星食い月す #181「一年に一度のデートの日、晴れれば大きな福が来る?」
- 銀ノ星 四光子の記憶 148「星の写真を撮りたい」
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天文“適”なカメラは?
戦時中の日食合戦
カイパーベルトを提唱
(イラスト/高部哲也)
KAGAYA写真展
七夕の大福スイーツ