- NHK出版
- 四六判、207ページ
- ISBN4-10-302101-2
- 価格 1,365円
"Warped Passages"が原著のタイトルで、ワープは歪曲の意味。ではパッセージとは?私たちが目にしているのは3次元の空間で、それに時間を加えれば4次元だ。しかし、論理的にはさらに別の「余剰次元」が存在しうる。著者はその仮説上の目に見えない次元を、そちらへ移動できる新しい方向という意味を込めて「パッセージ」と呼ぶ。そして「歪曲した余剰次元」モデルは自然界の四つの力(重力・電磁気力・弱い力・強い力)を統一できるという。本書には「不思議の国のアリス」をモチーフにしたショートショートがちりばめられ、各章の要約の役目も果たしていて、読み進めるのを助けてくれる。