- NHK出版
- 21.2×14.8cm、162ページ
- ISBN 978-4149109749
- 価格 977円
みなさんすみません。本書は、新刊書として書店で入手ができないかもしれない。勿論古書ではないが、2018年1月〜3月のラジオ放送用テキストなので、3月には書店から撤去されているかもしれないのだ。でも何とか入手して欲しい。それくらい太陽フレアと黒点と磁気嵐とオーロラと、これから巷でも話題になるはずの宇宙災害に関する専門書として、放送を聞き逃したとしてもメチャクチャ参考になる本だからだ。
まずあなた、火星の紫色に輝くオーロラ写真なんてご覧になったことあります? 見たことがなければ、本書カラー写真頁を参照されたし。ただし、ウィキペディアでも見られます。火星の大気がチョー希薄なため、太陽風が火星表面を直接叩いて、紫色に発光するのですね。故に火星に移住することは相当困難であることが判る。数日滞在することは可能でも。また、火星の土をさわってはいけないと、筆者は警告しています。
日本では、平安時代や江戸時代に京都などで見えた赤気がまるで2007年にオーストラリアで見えた大彗星マクノートそっくりであることから、赤気=オーロラ説が怪しくなったことなど、本書でしか勉強できません。でも繰り返しますが、本書は歴史的専門書になること間違いなしだから、何とか入手してください。ただし、放送は続くが、本ガイドブックはこれをもって休刊になるそうです。残念無念!