- ニュートンプレス
- 128ページ
- ISBN 978-4315522259
- 定価 990円
本書おもてカバーにあるように、宇宙138億年のビッグヒストリー! これ一冊で、宇宙すべてが丸わかり!! という文章が、全くピッタリ。説明図も判りやすい。中でも特に最終章「宇宙がたどる、暗くさびしい運命」は考えさせられる。私たち老人世代の20世紀になってやっとほのぼのと判明したことですよ。皆さん方若者達の21世紀は、今現在は全く不明のダークエネルギーも、きっと明らかにされることだろう。そして、地球の終わり、ブラックホールの蒸発、原子の消滅などの遠い未来もすぐに見えてくるに違いない。
評者はカルチャーセンターで、受講者の皆さんに本書を薦めた。購入し、読後感を述べてくださった方も多い。気楽に読めたという。これまでの宇宙論関係書の中で最高の人気書になった。もちろん本書は入門書である。宇宙論を真面目に正面から取り組もうとしたら、どうしても、相対論や数理方程式と取り組まなければならない。それでも、現時点ではほとんど判っていないからだ。つまり、現時点ではダークマターやダークエネルギーなどの判っていないことが大部分(95%)あることが判ることが、最も重要なことなのだ。
受講生からの質問にベテルギウスが「今暗くなった」って今じゃないのでしょう? 640年前のことなのでしょう? というのが多い。それこそが宇宙なのだ。中国前4世紀戦国時代の尸子(しし)と言う文献に初出で、宇が空間の広がり、宙が時間の広がりを意味する。