- 暗黒通信団
- 31ページ
- ISBN 978-4873101316
- 価格 324円
本書は読まなくて(もちろん読むにこしたことはないが)持っているだけで良い。なぜなら、あなたのステータス・シンボル(知識と教養と言っても良い)になるからだ。2018年3月14日にホーキング博士が76歳でお亡くなりになったため、今や巷の書店でホーキング・ブームが発生し、店頭に幾種類かのホーキング本が並べられている。そんな中、学生をなんとか卒業して以来ほぼ50年間購入し続けている米誌Sky and Telescopeを購入するためにたまたま東京丸の内の某有名書店を訪れた時に、3階天文学書棚でしかお目にかかれなかったのだ。
それほど希少価値というか、入手困難というか、それ故本書評で取り上げさせてもらうこととした次第。申し上げるより、本当に持っておられるだけで、あなた(こういう本に関心を持っている方)はグーンと鼻が高くなるだろう。
齢71を越えて、今さら相対性理論、重力理論、摂動論、ブラックホールの蒸発理論を、微分方程式や行列式をではありません。だが、それをマスターしなければホーキングは語れないということを知っただけで、本書を読む(読めたかどうかは別にして)価値があったのだ。あぁ幸せ! 本体価格わずか300円! 本書最終頁に、昨年公開されたホーキング博士論文のホームページのアドレスが載っているので、チャレンジしてみては如何でしょう!