ディスカバリー打ち上げは17日11時に延期
【1999年12月10日 Flodida Space Online: Space Today】
前報でお伝えしたスペースシャトル・ディスカバリーSTS-103の打ち上げが、7度目の延期となった。これは、シャトルの燃料供給ラインに不具合が見つかり、これを交換する必要がでてきたことによる。この交換が問題なく行われれば、シャトルの打ち上げは、日本時間12月17日11時18分になる予定だ。
ここで問題となってくるのが、2000年問題。今回のシャトルの飛行期間は10日間が予定されいる。このため、打ち上げがさらに遅れると、2000年までにシャトルが地上に戻って来れなくなってしまう可能性がある。NASAでは、このデッドラインをアメリカ東部時間で18日としている。NASAは、年を越してシャトルを飛行させることを考えていないので、もし18日を越えてしまう場合は、打ち上げは来年に持ち越しとなる。
また、もしシャトルが17日(日本時間)に打ち上げられるのなら、シャトルのクルーは宇宙でクリスマスを迎えることになる。Flodida Space Online: Space Today によれば、これはNASAの有人飛行としては、1973年のスカイラブ以来のことになるそうだ。
なお、今回のシャトルの任務である、ハッブル宇宙望遠鏡の修理についてや、今後のシャトルの打ち上げ日程、打ち上げ時のライブ中継などについては、前報を参照いただきたい。
参考 | Flodida Space Online: Space Today | |||
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