スペースシャトル・ディスカバリー号帰還

【2001年3月21日 宇宙開発事業団 (2001.03.21)

スペースシャトル・ディスカバリー号 (STS-102/国際宇宙ステーション組み立てフライト5A.1)は、アメリカ東部標準時間3月21日午前2時31分(日本時間3月21日午後4時31分)に、フロリダ州NASAケネディ宇宙センター(KSC)に無事帰還し、12日と19時間49分にわたるミッションを終えた。国際宇宙ステーション (ISS) での作業の遅れから1日延長されていた。

今回のフライトでISSに各種実験装置 (日本の「中性子モニタ装置」を含む) が運び込まれたことにより、ISSはいよいよ微小重力環境の実験施設として本格始動する。実験装置その他の運び込みのため、イタリア製の再使用型の多目的補給モジュール (MPLM) の1号機「レオナルド」が初めて使用された。

そして、国際宇宙ステーションの第1次滞在クルー (2001年11月初めより滞在) が任務を終えて帰還し、代わりに第2次滞在クルーが乗り組んだ。第2次滞在クルーはISS初の女性滞在クルーであるNASAのスーザン・J・ヘルムズ宇宙飛行士 (Susan J. Helms) のほか、ロシア人で司令官のユーリー・V・ウサチェフ宇宙飛行士 (Yury Vladimirovich Usachev) 、NASAのジェームス・S・ヴォス宇宙飛行士(James S. Voss)の3名で構成され、ISSには約4か月間滞在する予定。

<リンク>

<関連ニュース>