[日食情報] 静止気象衛星メテオサットが捉えた月の影

【2001年6月21日 EUMETSAT(欧州気象衛星機関)】

日食レポート第5弾は、静止気象衛星 Meteosat(メテオサット)が捉えた、今回のアフリカ皆既日食の影についてです。

EUMETSAT(欧州気象衛星機関)の気象衛星 Meteosat 5・6・7号は、今回の皆既日食の観測者に気象情報を提供するとともに、皆既日食による月の影の動きを捉えることも成功しました。

なかでも、Meteosat 6号は南半球の大部分の地域を10分間隔で撮影。西経9度という位置に静止していることもあいまって、今回の皆既帯全体を俯瞰できる絶妙な連続画像を得ることができました。

EUMETSAT にて公開されている今回の日食の影の画像は、経度0度に静止している Meteosat 7号の30分間隔の画像を用いて、経度0度から眺めているように補正されたものです。下の連続画像のほかに、1000×333ドットの静止画像を10分間隔で見ることもできますので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。

気象衛星 Meteosat 6号が捉えた月の影

copyright (c) 2001 EUMETSAT

Animation from 21 June (1.9 MB)

 EUMETSAT(欧州気象衛星機関)の気象衛星 Meteosat による、2001年6月21日のアフリカ皆既日食の月の影の移動のようす。クリックすると10分間隔で撮影された可視画像をつなげたアニメーションが見られる。
 また上の画像は、世界時13:00(日本時間22:00)の画像より、月の影を強調したもの。アフリカ大陸南部の内陸部が暗くなっているのがわかる。

また、NASA のアフリカ日食サイト Eclipse Safari でも、ページの下方にて事前に作成された月の影の移動のアニメーションを見ることができます。上の衛星画像と比較してみるとよいでしょう。

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