第5回CCDカンファレンス CANP'01 レポート
【2001年7月3日 アストロアーツ】
冷却CCDユーザーのメーリングリストである「CCDアストロノミーネットワーク」の年次定例会「CANP'01」が、6月30日、7月1日の両日、京都の文化教育センターで開催された。北海道から九州まで日本各地から集まった約40名の冷却CCDユーザーが、自宅での観測方法や遠征観測時のバッテリー問題などについて熱い討議を繰り広げた。
とくに、メーリングリストで話題になっていた「ノンアンチブルーミング(NAG)の冷却CCDカメラでブルーミングを除去する方法」についての岡野氏の紹介が、注目を集めた。
これは、ブルーミングが起きる方向が一定である事を利用し、カメラヘッドを90度回転させたもう1枚の画像を撮像し、ブルーミングによって失われた部分を互いに補う方法だ。冷却CCDを購入する際に、アンチブルーミング無しにするか有りにするかは大きな問題だが、この技法によりある程度の解決を見たといってもよいかもしれない。くわしいことは雑誌「星ナビ」で取り上げていきたい。
なお、当日の模様を収めたビデオを発売予定なので、詳しい内容を知りたい方は今しばらくお待ちください。
「CANP'01」参加者のみなさん
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