すばる望遠鏡、天王星の環と衛星を撮影

【2002年3月1日 Subaru Telescope Latest News

すばる望遠鏡のコロナグラフ撮像装置CIAOと波面補償光学装置AOを組み合わせて撮影された天王星の本体、環、そして2つの衛星の画像が公開された。

(近赤外線で見た天王星と環と衛星の画像)

すばる望遠鏡が撮影した、近赤外線で見た天王星、環、衛星ミランダ(右)・アリエル(左)(写真提供:国立天文台)

この画像は、2001年7月にCIAOとAOを組み合わせて行われた試験観測の際に撮影されたもの。近赤外線の画像をカラー合成しているため、実際に目で見たときの色を再現しているわけではない。青色の部分は天王星の大気であるメタンの存在をあらわしている。

CIAOとAOの開発グループは、国立天文台を中心とした研究機関や大学のメンバーで構成されており、今回は神戸大学のグループが画像解析をおこなった。