【投稿画像集 2】5月7日の水星日面通過を捉えた

【2003年5月8日 アストロアーツ】

7日の水星日面通過は全国的にあまり天候に恵まれなかったものの、わずかな晴れ間を狙って撮影された多くの写真を送っていただいた。以下紹介しよう。


(高村郁夫氏撮影の写真)

撮影者:
高村 郁夫
時刻:
14時15分42秒、露出 1/793秒
撮影地:
神奈川県相模原市
撮影機材等:
ビクセン 8cmED屈折 + LV25mm、アストローソーラーシート、ニコン COOLPIX950(F3.00)、ビクセン GP・PC赤道儀
ノートリミング、レベル補正、アンシャープマスク
透明度5/5、シーイング2/5
●撮影者コメント:
午後から晴れ間が広がり、ゆっくり日面通過を観察することができました。シーイングは今一つでしたが、水星の小さな姿が太陽面に映る様子はとても印象的でした。

(島田敏弘氏撮影の写真)

撮影者:
島田 敏弘
時刻:
14時20分ごろ、2枚コンポジット
撮影地:
埼玉県所沢市
撮影機材等:
SolarMax40T、Nikon E5000
●撮影者コメント:
昨日は、天気予報が外れ、所沢市内でも雲間から水星日面通過が観測出来ました。

(吉野満氏撮影の写真)

撮影者:
吉野 満
時刻:
15時29分、露出 オート
撮影地:
埼玉県上尾市
撮影機材等:
Nikon Coolpix990、Televue Ranger + LV10mm + coronadoフィルター、photoshopにて画像処理
●撮影者コメント:
雲の合間になんとか撮影できました。大きめのプロミネンスもありなかなかの眺めでした。

(西村一二氏撮影の写真)

撮影者:
西村 一二(kazdon)
時刻:
15時29分
撮影地:
埼玉県岩槻市
撮影機材等:
高橋製作所 FC-50 + ビクセン LV25mm、ND400フィルター2枚重ね、カシオ QV4000(望遠側)
フォトインパクトVer5でサイズ変更とコントラストを少し強調
●撮影者コメント:
朝はべた曇で諦めていましたが、午後から青空が見えるようになりました。薄雲があってシャープさがかけていたのが残念。これは2枚のフィルタも原因か?

(佐藤崇氏撮影の動画)

(こちらはwmv形式の動画です。サイズ 617KB)
撮影者:
佐藤 崇
時刻:
14時40分
撮影地:
宮城県仙台市
撮影機材等:
MEADE 9cm反射 + MEADE SP26mm、太陽観望金属フィルター(U.S.A JMB製)、タカハシ EM-200、SONY TRV-10で録画
●撮影者コメント:
天候が悪く、水星の太陽面通過を観望することができないのでは、と危ぶまれましたが、何とか仙台は、薄雲を通して観望することができました。第1接触、第2接触は、仕事の都合で撮影できませんでした…。

(近藤弘之氏撮影の写真)

撮影者:
近藤 弘之
時刻:
画像中に記載
撮影地:
東京都府中市
撮影機材等:
五藤光学 125mm ED屈折(口径50mmに絞る) + ビクセン LV-25mm + コダック ゼラチンフィルター(D4)、Nikon COOLPIX990、五藤光学 MX-2赤道儀で追尾
アンシャープマスク、レベル補正
●撮影者コメント:
始まるころ丁度雲が切れ、潜入から1時間程度はほぼ連続して記録できました。しかしシーイングは悪く、1/1000秒でも水星の形が歪んでしまっています。

(秋田守氏撮影の写真)

撮影者:
秋田 守
時刻:
15時2分、露出 1/4000秒
撮影地:
神奈川県横浜市
撮影機材等:
NIKON D100、FC-60、ND400 + ND8フィルター、Or18mm
●撮影者コメント:
午前中はずっと濃い雲に覆われていましたが、午後から晴れ間が出てきました。

(倉敷科学センター撮影の写真 1) (倉敷科学センター撮影の写真 2)

撮影者:
三島 和久(ライフパーク倉敷 倉敷科学センター 天文技師)
時刻:
(1枚目)16時15分、(2枚目)16時23分
撮影地:
岡山県倉敷市
撮影機材等:
25センチ太陽望遠鏡(1m太陽投映像)、DVビデオカメラ
●撮影者コメント:
岡山では時折にわか雨も降るあいにくの天気でしたが、雲間から太陽が顔をのぞかせたわずかな間、太陽をとらえることができました。25センチ太陽専用望遠鏡による1m太陽投映像を撮影したものですが、この方法でもっともコントラストが高い映像を得ることができました。
倉敷科学センターのサイトでは、動画も公開されています)

(大野裕明氏撮影の写真 1) (大野裕明氏撮影の写真 2)

撮影者:
大野 裕明(福島県滝根町天文台
時刻:
(1枚目:全面)15時34分、(2枚目:拡大)16時21分
撮影地:
吾妻山 浄土平
撮影機材等:
フジ FinePix S2 Pro、10cm屈折望遠鏡(fl 1000mm)、コロナドプロミネンスフィルター、2枚目(拡大)はK25mm使用
●撮影者コメント:
水星は上部に真っ黒で小さめに写っています。中央のものは黒点です。なお太陽の全面が写っている写真の周囲に飛び出しているのはプロミネンスです。天文台は午前中曇っていたので急遽移動し、吾妻山、浄土平(標高1600m)で観測。