【投稿画像集】5月5日の皆既月食

【2004年5月5日 アストロアーツ】 2005年1月7日更新

5日早朝、皆既月食が見られた。日本で見られるものとしては3年ぶりの現象だ。条件の良かった西日本では天気にも恵まれ、月が欠けたまま沈む「月没帯食」という珍しい現象を楽しむことができたようだ。

月食のようすを捉えた投稿画像をお送りいただいたので以下に紹介しよう。

(2005年1月7日公開分)


(Shirley仲村知子氏撮影の月食の写真 1) (Shirley仲村知子氏撮影の月食の写真 2) (Shirley仲村知子氏撮影の月食の写真 3) (Shirley仲村知子氏撮影の月食の写真 4) (Shirley仲村知子氏撮影の月食の写真 5)

タイトル:
「2004.5月皆既月食」
撮影者:
Shirley仲村 知子
撮影日時:
(1枚目)2004年5月4日 23時6分32秒
(2~5枚目)2004年5月5日 4時28分54秒、37分8秒、42分50秒、46分20秒
撮影地:
大分県大分市田中町
撮影機材等:
ミヤウチ SCS-60i、カシオ EX-S1
撮影者コメント:

全くの素人です。月があまりにきれいだったのと、皆既月食が珍しく、初めて撮影したものです。機材は天体望遠鏡とポケットデジカメ以外何もなく、デジカメもズームなしですから、手でカメラを支え、レンズ部をアイピースにあて、カメラをちょこちょこ動かして微調整をしただけの撮影です。そのためにフレームワークはバラバラです。

当日は限られた場所でしか観測できなかったと知りました。何かの参考になればと思い、撮影した写真の一部をお送りします。

(5月10日公開分)


(Y.UEHARA氏撮影の月食の写真 1) (Y.UEHARA氏撮影の月食の写真 2) (Y.UEHARA氏撮影の月食の写真 3)

タイトル:
「アフリカ大陸ナミビアで出会った皆既月食」
撮影者:
Y.UEHARA
撮影日時:
(1枚目)2004年5月4日 20時48分48秒、露出 5秒
(2枚目)2004年5月4日 21時5分7秒、露出 59秒
(3枚目)2004年5月4日 22時4分21秒、露出 758秒
撮影地:
アフリカ ナミビア共和国 Spitzkoppeのキャンプ場
撮影機材等:
キヤノン EOS Kiss Digital(ISO 400)
2枚目はスノークロスフィルタ使用
撮影者コメント:

ナミビアを旅行中、電気も水もない奇岩に囲まれたキャンプ場で偶然遭遇し、撮影しました。満月の明かりに押され気味だった星空が、月が欠けていくにしたがい、満天の星空が現れ、赤銅色の月と最高のコラボレーションでした。

(5月9日公開分)


(山本武氏撮影の月食の写真)

タイトル:
「瀬戸内に浮かぶ赤銅色の月」
撮影者:
山本 武
撮影日時:
2004年5月5日 4時48分48秒、露出 1秒
撮影地:
山口県 皇座山
撮影機材等:
キヤノン EF 18-55mm(55mm F5.6で使用)、キヤノン EOS Kiss Digital(ISO 800)
撮影者コメント:

皆既の月が時間とともに薄明の空に溶け込んでいく様子は幻想的でした。

(5月7日公開分)


(星っ子ZEN氏撮影の月食の写真)

タイトル:
「月食、田の面に映る」
撮影者:
(ハンドル)星っ子ZENさん(星の喫茶室)
撮影日時:
2004年5月5日
撮影地:
岩手県花巻市中笹間
撮影機材等:
トキナー AT-X 27-28mm(70mm)、富士写真フイルム FinePix S2 Pro(CCD-RAWモード、オートフォーカス、プログラム(F2.8 1/1.5S))
撮影者コメント:

4時前から晴れてきて撮影できました。前日代掻きをした我が家の田んぼの水面に映った1枚を送ります。田植えまであと10日ほどです。

(5月6日公開分)


(liuning氏撮影の月食の写真 1) (liuning氏撮影の月食の写真 2) (liuning氏撮影の月食の写真 3) (liuning氏撮影の月食の写真 4) (liuning氏撮影の月食の写真 5) (liuning氏撮影の月食の写真 6) (liuning氏撮影の月食の写真 7) (liuning氏撮影の月食の写真 8) (liuning氏撮影の月食の写真 9) (liuning氏撮影の月食の写真 10) (liuning氏撮影の月食の写真 11) (liuning氏撮影の月食の写真 12)

撮影者:
liuning
撮影日時:
2004年5月5日
(1枚目)2時54分、露出 1/13秒
(2枚目)3時04分、露出 1/10秒
(3枚目)3時13分、露出 1/10秒
(4枚目)3時21分、露出 1/10秒
(5枚目)3時27分、露出 2秒
(6枚目)3時34分、露出 5秒
(7枚目)3時41分、露出 3秒
(8枚目)3時46分、露出 6秒
(9枚目)3時50分、露出 8秒
(10枚目)3時52分、露出 6秒
(11枚目)3時56分、露出 6秒
(12枚目)4時00分、露出 8秒
撮影地:
中国 北京市
撮影機材等:
反射望遠鏡(D=15cm F7)、ミード Super plossl 20mm、キヤノン Powershot A70(1~4枚目:ISO 500、5~6枚目:ISO 100、7~12枚目:ISO 200)、ビクセン GP赤道儀

(太田輝章氏撮影の月食の写真)

撮影者:
太田 輝章(大分天文協会
撮影日時:
2004年5月5日 4時59分、露出 24秒
撮影地:
佐賀県鎮西町 波戸岬
撮影機材等:
望遠鏡(D=6cm fl=300mm、アクロマート)、LV 10mm、ニコン COOLPIX995(ISO 100)、ビクセン GP赤道儀
撮影者コメント:

佐賀県に遠征してきました。皆既になってから、薄明と雲のため5:00以降の撮影はできませんでした。


(kusakabe satoshi氏撮影の月食の写真)

撮影者:
kusakabe satoshi
撮影日時:
2004年5月5日
撮影地:
山口県 琴石山
撮影機材等:
キヤノン Powershot A80(ISO 400)
撮影者コメント:

初めて皆既月食を見たのですがとても感動しました。食最大はこの辺りでは見れないと思っていましたが、最後まで見ることができていい思い出ができました。次回の機会でも見に行きたいと思います。

(5月5日公開分)


(江上勝典氏撮影の月食の写真 1) (江上勝典氏撮影の月食の写真 2) (江上勝典氏撮影の月食の写真 3) (江上勝典氏撮影の月食の写真 4) (江上勝典氏撮影の月食の写真 5)

撮影者:
江上 勝典(福岡県青少年科学館天文ボランティア)
撮影日時:
2004年5月5日
(1枚目)3時52分、露出 1/30秒
(2枚目)4時5分、露出 1/15秒
(3枚目)4時20分、露出 1/8秒
(4枚目)4時35分、露出 1/2秒
(5枚目)4時50分、露出 2秒
撮影地:
福岡県八女市
撮影機材等:
ペンタックス 75ED、LV 20mm、ニコン COOLPIX995(ISO 100程度)
画像処理なし
撮影者コメント:

心配していた天候も良くなり、最高の月食日和となりました。双眼鏡で眺める月食は最高でした。


(山崎誠氏撮影の月食の写真)

撮影者:
山崎 誠
撮影日時:
2004年5月5日 4時49分12秒、露出 1秒
撮影地:
福岡県福岡市東区
撮影機材等:
ボーグ 76ED、LV 25mm、ニコン COOLPIX995(19.3mm F3.8)、ビクセン PG-DX + スカイセンサー2000PCで自動追尾
1600×1200を640×480に縮小
撮影者コメント:

今朝の皆既月食は本影がやや暗いように感じました。また前日までの大雨でひじょうに湿度が高く薄雲がかかる中の撮影でした。予報上の皆既時間帯は低空で電線に掛かってしまいましたので、皆既直前です。


(岡田光典氏撮影の月食の組写真)

撮影者:
岡田 光典
撮影日時:
2004年5月5日、露出 1/4000秒~1.3秒
撮影地:
山口県 皇座山
撮影機材等:
ペンタックス 125SDP(F6.4)、ニコン D100(ISO 200~800)
撮影者コメント:

鏡筒バンドを忘れたため車のシートや荷物に乗せながら撮影しました。


(林伸彦氏撮影の月食の写真 1) (林伸彦氏撮影の月食の写真 2)

タイトル:
「皆既月食(皆既直前)」
撮影者:
林 伸彦
撮影日時:
(1枚目)2004年5月5日 4時48分10秒、露出 1秒
(2枚目)2004年5月5日 4時50分46秒、露出 2秒
撮影地:
熊本県
撮影機材等:
タカハシ ε-160、富士写真フイルム FinePix S2 Pro(ISO 800)、ビクセン ニューアトラクス
撮影者コメント:

低空の雲および電柱の電線との干渉で皆既直前の写真撮影となりました。2枚目は電線がもろに重なっています。皆既始まりの4時52分以降は雲に隠れてしまい撮影できませんでした。


(冨沢省一氏撮影の月食の写真)

撮影者:
冨沢 省一
撮影日時:
2004年5月5日 4時50分、露出 5秒
撮影地:
山口県周南市 太華山麓
撮影機材等:
タムロン 28-300mmズーム(140mm付近 F5.6で使用)、キヤノン EOS Kiss Digital(ISO 800)、固定撮影
撮影者コメント:

初めて見た薄明の赤い月でしたが、月沈を待たずして空の青さの中に消えていきました。しかし7×50mmの双眼鏡では充分に楽しめました。


(山本幸司氏撮影の月食の写真)

タイトル:
「朝空に浮かぶ赤銅の月」
撮影者:
山本 幸司
撮影日時:
2004年5月5日 4時52分、露出 2秒
撮影地:
大分県大分市
撮影機材等:
ニッコール 135mm F2.8開放、富士写真フイルム FinePix S2 Pro(ISO 400、JPEG)、固定撮影
Photoshopにて明るさのみ画像処理

(野田司氏撮影の月食の写真)

撮影者:
野田 司
撮影日時:
2004年5月5日 4時12分、露出 1/4秒
撮影地:
岩手県軽米町
撮影機材等:
Ai ニッコールED 180mm F2.8S→4、富士写真フイルム FinePix S2 Pro(ISO 200、ホワイトバランス:晴れ、JPEG-Fine 4256×2848)
6×6ソフトビニング、トーンカーブ調整、アンシャープマスクなどステライメージ3にて画像処理
撮影者コメント:

天候はほぼ晴れでしたが、西の地平線上は曇っていて、あきらめて帰ろうとしていたら奇跡的に月の方向だけ一時的に晴れました。この後山に隠れる前に雲に隠れてしまいました。

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