明るくなってきたマックホルツ彗星
【2004年12月27日 国立天文台 アストロ・トピックス(70)】
2005年のお正月明けの夜空には、宇宙からのお年玉が輝きそうです。2004年夏に発見されたマックホルツ彗星(C/2004 Q2 (Machholz))が地球に近づき、明るくなってきているからです。
そこで国立天文台では、多くの人に彗星を観察してもらうため、「ふたご座流星群を眺めよう」キャンペーンに引き続いて、今度は「マックホルツ彗星見えるかな?」キャンペーンを行うことにしました。
1月7日〜10日の間、肉眼や双眼鏡などですばるのそばに見えるマックホルツ彗星を観察してもらい、見えたか、見えなかったかの結果を、インターネット上のキャンペーンページに報告してもらおうというものです。
「ふたご座流星群を眺めよう」キャンペーンでは、2000件を越える報告が集まり、その集計から日本のどの地方から、どの程度の流星が見えたかがわかりました。同じような集計から、日本のどこで彗星が見えたかが、わかるしくみです。携帯電話からでも参加できますので、今まで彗星を見たことがないという方も、ぜひチャレンジしてみてください。
なお、今回の「マックホルツ彗星見えるかな?」キャンペーンは時間帯は特定していません。ですので、じっくり見てみてください。また、「このキャンペーンの前後もちゃんと見ることができます」ので、誤解されないようご注意ください。