富士山頂に沈む夕陽をとらえた
【2007年2月7日 アストロアーツ】
2月5日夕方、アストロアーツの屋上(東京都渋谷区)において富士山のシルエットの一角に輝く夕陽がとらえられました。
2月5日は天候に恵まれ、雄大な富士山のシルエットとその山頂に沈んでいく夕陽を見ることができました。このような現象は、日の出の朝陽にも起こります。周辺の空が暗いため、山頂から昇ってくる太陽の光はいっそうまぶしく見られます。このように富士山頂に太陽がかかる光景は「ダイヤモンド富士」と呼ばれています。
多くの写真愛好家も好んでカメラに収めるこの光景ですが、見ることができるのは、富士山を東(または西)の方向に見ることのできる地域で、チャンスは年に2回です。たとえば、次にアストロアーツの屋上からダイヤモンド富士を見ることができるのは、2007年11月7日16時30分になります。
天候や時刻など、撮影にはなかなか条件の厳しい現象ですが、この美しい光景を目指して、富士山の見えるポイント探しに出かけてみてはいかがでしょうか。身近にダイヤモンド富士を見ることのできるポイントがあるかもしれません。
なお、天文シミュレーションソフトステラナビゲータ Ver.8では、場所ごとにこの現象を見ることのできる日時を調べることができます。