NASA、クリスマスにアポロ計画40周年記念番組

【2008年12月25日 NASA】

40年前のクリスマスイブの日、人類は初の有人月周回飛行に成功した。NASA TVではこの節目を記念して、12月24日と25日に特別番組を放送する。

（1968年11月に撮影されたアポロ8号の宇宙飛行士の写真）

アポロ8号の宇宙飛行士3人。1968年11月ケネディ宇宙センターにて撮影。左から、J. ラベル Jr.氏、W. アンダース氏、F. ボールマン氏。クリックで拡大（提供：NASA）

（NASAの50周年記念番組に出演した3人の宇宙飛行士の画像）

NASA50周年記念番組に出演した3人のアポロ8号の宇宙飛行士たち。左から、F. ボールマン氏、J. ラベル Jr.氏、W. アンダース氏）。クリックで拡大（提供：NASA）

1968年12月21日に打ち上げられたアポロ8号は、史上初の月周回飛行を行った。宇宙船から月までの最接近距離は112.6kmで、月の周りを10周する間に、地球と月の写真撮影などが行われた。

また、アポロ8号に搭乗した3人の宇宙飛行士F. ボールマン氏、J. ラベル Jr.氏、W. アンダース氏は、1968年12月24日に軌道上から旧約聖書の冒頭の書「創世記」の朗読を行い、そのようすがテレビで放送された。多くの人々が観たこの放送は後に、"Chiristmas Eve Broadcast"と広く呼ばれるようになった。

NASA TVでは、40年前に歴史的な放送が行われたのと同じ12月24日と翌25日に、アポロ計画40周年記念番組を放送する。

番組では、ボールマン氏、ラベル氏、アンダース氏ら3人によるパネルディスカッション（先月収録）や、アポロ8号のドキュメンタリー"Apollo 8 Christmas Video"などが放送される。

なお、番組のスケジュールなど放送の詳細は、NASA Television（英語のみ）を参照のこと。