若田さんが行う、おもしろ宇宙実験の候補が決定
【2009年3月5日 JAXA】
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、宇宙飛行士 若田光一さんに宇宙で試してほしい実験のアイディアを昨年募集した。寄せられた1500件以上のアイデアから16の実験が選ばれ、発表された。
宇宙飛行士 若田光一さんは、今年3月スペースシャトル「ディスカバリー号」(STS-119(15A)ミッション)で、国際宇宙ステーション(ISS)に向かい、その後第18次/19次長期滞在クルーとして、約3か月半、日本人として初めてISSに長期滞在する。
JAXAが昨年、長期滞在中の若田さんに行ってほしい実験(Try Zero-G)のアイデアを募集したところ、1597件の応募があった。その中から、地上との比較が容易で、視覚的にわかりやすい、8つのカテゴリ(16種の実験)が実施候補に選ばれた。
選ばれたのは、微小重力の環境ではどの方向から目薬を差すのが効果的かという実験、二人で行う運動を通じて力の作用・反作用を探る実験、腕相撲や綱引きなどである。選定されたほかのアイデアは、以下のJAXA 宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センター「おもしろ宇宙実験」のページを参照のこと。