日本の補給機HTV、11月2日に大気圏へ再突入
【2009年10月28日 JAXA】
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、日本の宇宙ステーション補給機(HTV)の技術実証機について、国際宇宙ステーション(ISS)からの分離や大気圏への再突入などの予定を決定し発表した。分離は日本時間10月31日(以下同様)未明で、大気圏再突入は11月2日早朝に予定されている。
今年9月11日に打ち上げられたHTV技術実証機(初号機)は、9月18日にISSに結合した。その後で始まった物資の搬出作業はすでに終了している。
現在は不要品の収容作業が進められており、それが終わると、いよいよHTV技術実証機のハッチが閉じられ、大気圏再突入に向けた準備段階に入る。
HTV技術実証機は、10月30日午後10時30分頃にロボットアームによってISSから取り外され、翌31日午前1時05分頃、ロボットアームから切り離される。その後徐々に高度を落として、11月2日午前6時26分頃に大気圏に再突入し、今回のミッションを終える。
なお、HTV技術実証機の取り外しのようすは、30日午後10時15分から、また分離は31日午前0時45分から、それぞれインターネットでライブ中継される予定だ。中継の配信サイトは、「ライブ中継〜SPACEKibo@SPECIAL LIVE」内を参照のこと。また、分離等の実施時間は変更または前後する可能性があるため、最新情報はHTV技術実証機のウェブページ等で確認してほしい。
- ■ ISSからの分離:
- 予定日: 2009年10月31日(土)
- 予定時刻: 午前1時05分頃(日本標準時)(※時刻は前後することがあります)
- ■ 大気圏への再突入:
- 予定日: 2009年11月2日(月)
- 予定時刻: 午前6時26分頃(日本標準時)(※時刻は前後することがあります)