こうのとり、スペースシャトル…宇宙ステーションに各機が大集合
【2011年3月2日 JAXA】
2月27日にスペースシャトル「ディスカバリー号」が国際宇宙ステーションとドッキングし、各機関の宇宙機が勢揃いした。3月6日までのつかの間、最初で最後の大集合だ。
2月27日(日本時間)、NASAのスペースシャトル「ディスカバリー号」が国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングした。これにより、現在ISS計画に参加している機関が運用する5種類の宇宙機が初めて一堂に会したことになる。
現在結合中なのは、2月25日にドッキングしていた欧州補給機(ATV)2号機「ヨハネス・ケプラー」、ロシアの2機のソユーズ宇宙船(24Sおよび25S)、同じくロシアのプログレス補給船(41P)、JAXAの補給機「こうのとり」2号機(HTV2)だ。
ソユーズの1機を切り離し、離れた位置からこの大集合の様子を撮影する計画もあったが、急な提案ということもあり安全面を考慮して実現しないことになった。
「ディスカバリー号」は3月6日にISSを離れ、次に訪れるスペースシャトル「エンデバー号」は4月19日に打ち上げ予定となっている。「こうのとり」2号機がISSを離れるのは3月末予定で、スペースシャトルは今夏に引退予定のため、全機集合はこれが最初で最後となる見込みだ。