「ディスカバリー号」、最後の打ち上げ成功
【2011年2月25日 NASA/JAXA】
スペースシャトル「ディスカバリー号」が最後の打ち上げに成功した。国際宇宙ステーションに6名のクルーと物資を運び、3月7日に地上に帰還する予定となっている。
NASAのスペースシャトル「ディスカバリー号」が米国東部時間2月24日午後4時53分(日本時間同25日午前6時53分)に米・フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられ、地球周回軌道に入った。
Steven Lindsey氏ら6名のクルーと、宇宙飛行士の作業を補助する実験的ロボット「ロボノート2」が搭乗する「STS-133」ミッションでは、「レオナルド」(多目的補給モジュール1)を改修した恒久型多目的モジュール(Permanent Multipurpose Module: PMM)や、軌道上交換ユニット(Orbital Replacement Unit: ORU)の予備品を搭載したエクスプレス補給キャリア4(Express Logistics Carrier 4: ELC-4)などを国際宇宙ステーション(ISS)へ運ぶ。
これが39度目にして最後のフライトとなるディスカバリー号は、2月26日にISSとドッキングし、3月7日に再びケネディ宇宙ステーションに帰還する予定となっている。