山崎さんのISS滞在、1日延期へ
【2010年4月12日 NASA STS-131 MCC Status Report #10】
NASAは、スペースシャトル「ディスカバリー号」のミッションを1日間延長すると発表した。ディスカバリー号の熱防護システムの点検を、国際宇宙ステーション(ISS)とドッキング中に行うためである。これにより、ディスカバリー号の帰還は、米国東部夏時間(以下同様)4月19日8時54分(日本時間21時54分)に変更された。
ディスカバリー号では、飛行初日からKuバンドアンテナの故障が続いている。このアンテナは、映像や大容量のデータを地上に送信送するためのシステムの1つである。
そのため、ディスカバリー号の熱防護システムの点検をISSとのドッキング期間中に実施して、そのデータをISSのKuバンドアンテナ経由で地上へ送信することになった。
ISSとドッキング中に実施される熱防護システムの点検は、2008年3月のスペースシャトル「エンデバー号」(STS-123)によるミッション以来、これで2回目となる。
なお、この作業のために、スペースシャトル「ディスカバリー号」のミッション期間は、1日延長された。ディスカバリー号の新しい帰還日時は、4月19日8時54分(日本時間21時54分)に設定された。