星出さんらによる「きぼう」の組み立て作業が終了
【2008年6月11日 NASA Space Shuttle News / JAXA】
国際宇宙ステーション(ISS)では、日本時間6月9日午後10時31分に「きぼう」のロボットアームの展開が完了した。また、10日午後10時39分には、「きぼう」のロボットアームの予備システムが設置され、これで今回のミッションで予定されていた「きぼう」の組み立て作業がすべて終了した。
日本実験棟「きぼう」のロボットアームは、「きぼう」の実験装置や搭載機器の交換作業、実験支援、保守・保全作業を行うなど、重要な役割を果たすロボットである。
星出さんとKaren Nyberg宇宙飛行士は、このロボットアームの展開を米国中部夏時間6月9日午前7時28分(以下同様)(日本時間同午後9時28分)に開始し、1時間ほどで作業を完了させた。
また、10日午前8時39分(同午後10時39分)、星出さんを含む宇宙飛行士らは、「きぼう」ロボットアームの予備システムを設置した。これで今回のミッションで予定されていた「きぼう」の組み立て作業がすべて終了した。
ディスカバリー号は、今日午前6時42分(同午後8時42分)にISSから分離する。その後軌道の調整などを経て、米国東部夏時間14日午前11時13分(日本時間15日午前0時13分)にNASAのケネディ宇宙センター(KSC)へ帰還する。