星出さんら搭乗の「ディスカバリー号」の打ち上げ日時が決定

【2008年5月21日 NASA Space Shuttle NewsJAXA

星出彰彦さんらが搭乗する「ディスカバリー号」が、6月1日午前6時2分(日本時間)に打ち上げられることが決定した。このミッションでは、日本実験棟「きぼう」の船内実験室の取り付けや起動、船内保管室の移設、ロボットアームの展開等が行われる。


(5月20日に行われた記者発表に集まったディスカバリー号の搭乗員の画像)

5月20日、NASAのジョンソン宇宙センターで行われた記者発表に集まったディスカバリー号の搭乗員。クリックで拡大(提供:NASA/JSC)

(ケネディ宇宙センターに到着した日本実験棟「きぼう」船内実験室の画像)

日本実験棟「きぼう」船内実験室(場所:ケネディ宇宙センター)。クリックで拡大(提供:JAXA)

NASAは、スペースシャトル「ディスカバリー号」(STS-124/1J)の打ち上げを日本時間の6月1日6時2分(米国東部夏時間5月31日17時2分)に実施することを発表した。

打ち上げ責任者のMike Leinbach氏は「準備は実に順調に進んでいます」と語っており、ディスカバリー号の搭乗員は、米国の祝日である5月25日に休日をとれる見込みだ。

今回のミッションは、全部で3回に分けて行われる「きぼう」組立ミッションの2回目。日本実験棟「きぼう」の船内実験室は、外径4.4m、長さ11.2mの円筒形で、重さは15.9tもある。国際宇宙ステーションに届けられる荷物としては、今まででもっとも大きい。

船内実験室には、「きぼう」全体の設備維持に必要なシステム機器と、実験を行うための装置が搭載されている。その利用が開始されれば、室内の空気が地上とほぼ同じ組成と気圧に保たれる。温度や湿度も常に宇宙飛行士が活動しやすい環境にコントロールされ、普段着での作業が可能となる。

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