スペースシャトル「エンデバー号」、打ち上げ成功
【2010年2月9日 NASA STS-130 MCC Status Report #01】
NASAのスペースシャトル「エンデバー号」(STS-130)が、米国東部標準時間(以下同様)2月8日4時14分(日本時間18時14分)にケネディ宇宙センターから打ち上げられた。エンデバー号には、ESA(ヨーロッパ宇宙機関)が開発したモジュールなどが搭載されている。
スペースシャトル「エンデバー号」は、当初2月7日に打ち上げが予定されていたが、悪天候のため延期され、翌8日の4時14分(日本時間18時14分)に米・フロリダ州にあるNASAのケネディ宇宙センターから無事打ち上げられた。
今回のミッションで「エンデバー号」が国際宇宙ステーション(ISS)へ届けるのは、ESA(ヨーロッパ宇宙機関)が開発したモジュール「トランクウィリティー」と観測用モジュール「キューポラ」、および宇宙航空研究開発機構(JAXA)が「きぼう」日本実験棟で行う実験に関する物資である。
トランクウィリティーには、最新の生命維持システムが設置されている。また、キューポラには6枚の窓と天窓があり、ISSのロボットアームの操作盤などが設置されている。今回のミッションで予定されている3回の船外活動で、両モジュールの取り付けが行われる。設置後、キューポラはロボットアームの操作や船外活動などの目視、そのほか地球・天体観測に利用される。
なお、2010年内に退役が決まっているスペースシャトルの打ち上げは、残り4回となった。また、夜間打ち上げは、今回が最後となった。