星のイベントで被災地を応援しませんか

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【2011年7月8日 星ナビ編集部】

震災復興支援キャンペーン「集まれ!星たち」では、支援の輪を広げるため、各種天文イベントでの募金協力の働きかけをスタートした。ウェブページ上での送金だけでなく、イベント会場で募金箱を用意し、その場で募金した人に天体写真壁紙ダウンロード用イベントコードが発行されるという仕組みだ。


トークショーの様子

募金イベントの第1弾として、6月15日に東京の三鷹ネットワーク大学で「アストロノミー☆パブ 特別編『金環日食を むかえ撃つ 〜金環日食を見た男たちの証言〜』」が開催された。前半がホストとゲストによるトーク、後半は飲食しながらゲストを囲んで歓談するという参加型のイベントだ。クリックで拡大(撮影:星ナビ編集部。以下同)

寄付を行う参加者

募金イベント第1弾となった「アストロミー☆パブ」でゲストのトークタイムが終わると、参加者は次々と募金箱の前へ。寄付を行った参加者にはイベントコードが配布される。「集まれ!星たち」ウェブページでイベントコードを入力すると、壁紙のダウンロードができるようになるという仕組みだ。

被災地へ星空を見上げるきっかけを提供したいという気持ちから、企業・団体による支援の動きが始まっている。有志により立ち上げられた「集まれ!星たち」キャンペーンもそんな活動のひとつ。ネットを介して募金を行うと、天文・宇宙関連のパソコン用壁紙をダウンロードできるようになるという取り組みで、寄付金はNPO法人日本維持発展教育推進フォーラムや(社)日本ユネスコ協会連盟、あしなが育英会へ寄付され、被災者の支援金として運用される。

キャンペーンが始まって約1か月半、これまではウェブ上での振込受け付けや壁紙の提供受け付けを行っていたが、新しく「イベント主催者へ協力の呼びかけ」をスタートさせた。6月15日には、早くも第1回目となる募金イベント「アストロノミー☆パブ 特別編『金環日食を むかえ撃つ』」が、東京の三鷹ネットワーク大学で開催された。

「近所の公園で観望会を行って義援金を集めたい」「主催する天文イベントで被災地への募金をやりたいけれど、行政や赤十字への申し込みは大変そう」という人のために、募金と壁紙ダウンロードを円滑につなぐためのひな型が作られ、だれでも簡単に主催イベントで募金活動を始められる仕組みが整えられている。ウェブページでは主催者向けのイベント登録フォームが用意されているので、これから天文イベントを企画しようという人は、申請してキャンペーンへ協力してみてはいかがだろうか。

「集まれ!星たち」実行委員の縣秀彦さん(国立天文台普及室長)は、「全国規模の継続的な募金活動へと広げていくことが必要」と語る。それぞれができる範囲で支援を続けることで、復興までの道のりを着実に歩んでいきたい。

(「集まれ!星たち」キャンペーンバナー) キャンペーン参加の具体的な手続きは「集まれ!星たち」ウェブページを参照のこと。

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