国立天文台の研究者2人が奨励賞受賞
【2012年1月23日 国立天文台】
国立天文台理論研究部の田中雅臣助教が超新星爆発の三次元構造の研究により第28回井上研究奨励賞を受賞した。また同・銭谷誠司特任助教が地球電磁気・地球惑星圏学会総会において大林奨励賞を受賞した。
国立天文台理論研究部の田中雅臣(たなかまさおみ)助教が、超新星爆発の三次元構造の研究により第28回井上研究奨励賞を受賞した。この賞は、過去3年間に理学・工学・医学・薬学・農学等の分野で博士の学位を取得した35歳未満の研究者で、自然科学の基礎的研究において新しい領域を開拓する可能性のある優れた博士論文を提出した研究者に贈呈されるものだ。全国から選ばれた30名の一人となった。贈呈式は2012年2月3日に行われる。
また、同天文台理論研究部の銭谷誠司(ぜにたにせいじ)特任助教が、2011年11月5日に神戸大学で開催された第130回地球電磁気・地球惑星圏学会総会において大林奨励賞を受賞した。
この賞は地球電磁気・地球惑星圏学会の35才以下の若手会員の中で独創的な成果を出し、さらに将来の発展が見込まれる研究を推進している者に与えられるもので、「相対論的電子・陽電子プラズマの電流シートにおける加速・加熱メカニズムの研究」での3つの論文が評価されての受賞となった。