「ステラナビゲータ」の無償アップデータVer.9.1aを公開
【2012年2月20日 アストロアーツ】
天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ Ver.9」のVer.9.1aへの無償アップデータを公開しました。星図の描画やリボンバー操作などについての問題を修正しています。
今回のアップデータは、現在販売中の「ステラナビゲータ Ver.9」の不具合修正を行うものです。星図の描画やリボンバー操作などの問題が修正されますので、ステラナビゲータをお使いのみなさまにダウンロード・インストールをお勧めします。
9.1aアップデータのダウンロード・インストール方法については、「ステラナビゲータ」サポートページ「ステラナビゲータ Ver.9 アップデータ」をご覧ください。以下の2種類のダウンロード・インストール方法を詳しく紹介しています。
- 「ステラナビゲータ」の[ヘルプ]メニュー→[ステラナビゲータの更新確認]から行う方法
- 上記ページでアップデータファイルを直接ダウンロードする方法
ご不明な点は「ステラナビゲータ」サポートページを参照のうえ、お問い合わせください。製品の不具合により、ユーザの皆様に多大なるご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
《おもな修正内容》
- 表示形式を赤道座標にすると、日食帯と影が表示されることがある
- 光跡残しで、彗星のコマが塗りつぶされたように描画される
- 光跡残しを「アニメ中に残す」に設定して、アニメを停止すると光跡が残らない
- 月・地球、火星の地名が表示されない
- 地上風景を表示すると、画像の比率ではなく半分の高さで表示される
- 高度方位線で方位の目盛が正しく表示されない
- 拡張恒星データを使用すると、星像の大きさを変更できない
- 星像の大きさを8より大きく設定すると、恒星が表示されない
- 惑星・衛星タブで、衛星の表示をオン/オフできない
- 準惑星の軌道をオン/オフすると、彗星の軌道がオン/オフする
- 日食・月食スタイルで、地球の影を追尾できない
- 「前回終了時の設定で起動」で、星雲・星団のカタログ限定が再起動時に反映されない
- コンテンツライブラリの番組で、解説と画面の表示位置が合わないことがある
- タカハシ Temma 2Mで、場所を西経に設定すると天体の導入ができない
修正内容の一覧は、「ステラナビゲータ Ver.9 アップデータ」のページより「リリースノート(修正機能一覧)」をご参照ください。
《星図が正しく描画されない場合の対応について》
ステラナビゲータ Ver.9ではグラフィック処理が大きく変わったため、旧バージョンが動いていたパソコンであっても動作条件を満たさない場合があります。
このようなパソコンでは以下のような問題が起きることがあります。
- 星図画面が真っ黒になる
- 恒星の周りに黒い縁が出る
- 他のウィンドウの中にステラナビゲータの画面が表示されることがある
- 光跡残しのように表示物が消えずに残る
- [印刷]や[画像として保存]、クリップボードへの画面コピーができない
お使いのパソコンで上記のような問題が起きる場合には、9.1aアップデータをインストール後、下記の対応をお試しください。
- [設定]メニュー→「環境設定」ダイアログで、[DirectXモードで動作]のチェックボックスをオフにする。
これによりVer.8以前との互換の描画方式に切り替わり、問題が解決します。詳しくは「ステラナビゲータ」サポートページ「ステラナビゲータ Ver.9の星図が正しく描画されない場合の対応」をご参照ください。