星ナビ11月号は「天地明察」と「復活のナナロク」
【2012年10月3日 アストロアーツ】
星空を楽しむための月刊「星ナビ」2012年11月号が、10月5日(金)に発売されます。昔も今も人は変わらず星空を見上げ、その真理に近づこうとしてきました。江戸時代の天文学者は星々の動きから暦の誤りを正し、現代の研究者は最新の天文学の成果から私たちの現在と未来に目を向けます。壮大な宇宙と日常を往復する天文ファン生活のお伴に、最新号をお届けします。
表紙
ペルセウス座流星群を、北アルプス縦走4日目の夜に大天井テント場で迎えた田淵典子さん。流れ落ちる星を雲海が受けとめているようです。
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「星ナビ2012年11月号」
江戸の天文学と渋川春海−『天地明察』片手に400年前の星空の下へ
2010年に本屋大賞を受賞し、この9月に映画が公開となった『天地明察』。江戸時代の天文学者にスポットを当てた作品ということで、気になっている人もたくさんいるでしょう。10月号での映画レビューに続いて、作品世界で垣間見る暦と世相との関係や天体観測方法について、さらに掘り下げました。
速報!キヤノン初のミラーレス「EOS Mで星を撮る」
キヤノンから初めてのミラーレス一眼「EOS M」が登場しました。手のひらに収まるほどのコンパクトなボディながら、撮像素子として約1800画素のAPS-CサイズCMOSセンサーを搭載し、天体撮影適性に大きな期待が寄せられています。
デジタル対応でリニューアル「復活のナナロク タカハシFC-76D」
対物レンズにフローライトを用い、短焦点ながら収差の少ない高性能な屈折望遠鏡として、かつて人気を博した“ナナロク”ことタカハシFC-76。そのナナロクが、デジタルカメラでの撮影に適した設計の「FC-76D」として復活しました。「新ナナロク」の撮影レポートです。
宇宙の公案II 10「宇宙の輪廻・進化、そして現在と未来」
宇宙の公案IIも最終回となりました。登場していただいたのは、国際天文学連合の新会長に就任した海部宣男さん。広大な宇宙の中で「生きることの意味、自分の存在する理由」をつきつめていったとき、私たちはそこには何を見出すのでしょうか。海部さんならではの「宇宙論」が展開されます。
ケアンズまであと1か月「オーストラリア日食遠征で気を付けるべきこと」
11月14日にオーストラリア・ケアンズで見られる皆既日食をめざして海外遠征を計画中の人へ、観測を行う場合に注意すべきことをレクチャーします。星ナビ協賛のツアー情報も紹介しています。